The means justifies the ends
グラフはリアルタイム更新中 |
麻布十番で黙々とデータを送信する退役iPhone 3G |
先日の変換補正機能のご説明に続き、Geiger Bot の新機能のご紹介。今日は、ガイガーカウンターの計測結果をPachubeサーバーに送信して、結果のグラフをネットに公開する機能です。
右のようなグラフができます。
Pachube(パッチベイ)は、温度計とか、電力計とか、ありとあらゆるセンサーの計測数値を集めているサイト。集めた数値はサーバー上でグラフ化してくれて、地図の上に表示してくれます。日本語の説明サイトもありますので、ご覧ください。
今度の Geiger Bot では、ガイガーカウンターの計測結果を自動的に Pachube に送信する機能がつきました。
送信するデータは cpm のまま、あるいは μSv/hr などに換算した数値が選べます。自動送信する間隔なども設定可。
では、以下、本家 Geiger Bot サイトに載っている Pachube 連携機能の解説の簡単な翻訳をどうぞ。
3. フィードの中にデータストリーム (datastream) を作成します。上の画面ショットの例ではデータストリームを2つ作っています。
- Datastream
- ID (適当なID番号を入れる): 77
- units (数値の単位): microsieverts per hour (μシーベルト/時)
- symbol (単位の記号): µSv/h
- Datastream
- ID: 78
- units: counts per minute (カウント/分)
- symbol: CPM
一方、このフィードの例ではデータストリームはひとつだけ。
- Datastream
- ID: 0
- units: counts per minute (カウント/分)
- symbol: CPM
無料アカウントで作れるデータストリームの数は合計5つまでです。
4. あなた専用のAPIキーを手に入れます
a. Pachube サイトにログインした状態で、画面右のメニューにある "My API Keys" をクリック
b. "Master API Key" と書かれた、長い文字列が表示されています。これが API キー。この文字列をコピーして、Geiger Bot の設定画面にペーストします
c. ソフトウェアの制限で、iPhone/iPad上のSafariからは、この文字列をそのままコピーできません。PC上のブラウザで表示して、コピーして、iPhone/iPad にメールで送り、それをコピー/ペーストすることをお勧めします
5. Geiger Bot で、歯車アイコンの設定ボタンをタップします。次に "Pachube" 設定メニューをタップします。APIキーをペーストして、さきほどのフィード ID を入力します。
使いたいデータストリームのスイッチを On にして、上で決めたデータストリームIDを入力。Geiger Botからどの単位で測った数値を出力するかを指定します
6. アップロードする間隔も設定します。最初にテストするときは1分間隔にしてみて、データが送信されていることを確認した後から適当に変更するのがよいでしょう
フィードIDとAPIキーが設定され、少なくとも1つデータストリームが on になっており、アップロード間隔が0以外になっていると、Geiger Bot は自動的にデータの送信を始めます。
iPhone の画面のグラフ部分をタップすると、コンソール画面が現れて、Pachube への送信状況を確認できます。
おまけ。こんなインタラクティブなグラフもできます。