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「昔の修理再生業」という謎のキーワードが頻繁に検索されていて、たまたまこのサイトがそれにひっかかっているということについては
先日書いたとおりで、結局どうやらそれは全国の学校の授業で調べるようにと指示されているらしいことがわかりました。
その後その記事に書き込まれた
全国の子供たちからのコメントを見ているとちょっと悲しい気分になります。どうやらこの子らは、インターネットを知識の道具として使うための最低限のメディアリテラシーを身につけるための教育すら受けないまま、インターネットに触れるように指導されているように思えるのです。
ここに残っているコメントから判断すると、この子らは「インターネットというものは、質問を投げておけば自動的に『中の人』か誰かが自分のために正解を持って来てくれる便利なものだ」ぐらいに思っているようです。それも、書き込まれた時刻からすると、どうやら授業中に先生の指導のもとでそういう行動を取っていると思われます。
以前にも
エイプリルフール記事の後日談や
牛島和夫先生のお話の引用などで触れましたが、インターネットのような玉石混淆の情報源の中から正確な知識を探し出して身につけるときは、情報にたどりついても、その一次情報を探し出してウラを取った上で、真偽を見極めるという判断力が必須です。そういう基本のワザを教え込まれていれば、たまたま調べものをしていてこのサイトにたどり着いても、その場で「情報をください」という書き込みにはつながらないはずなんですけどね。
モノの調べ方の基本もよく知らないような子供たちにヤフーやグーグルを与えて放置しておくような、あるいは、自分自身でもインターネットを読み解くリテラシーをお持ちでないまま安易にインターネット利用を指導するような方が“教育者”になっていなければいいんですけど。
インターネットは百科事典ではないんだよ。
センター長さんのコメント:
うちの娘たちの学校(私立)では、小学生高学年のコンピュータ教育で、教師が作ったダミーのフィッシングメールやHPを使用して、実社会でメールやインターネットを使う際の危険性を最初に学ぶそうです。道徳やマナーも大事ですが、昨今の社会情勢をみると教育の原点は、「人にだまされないようにする(性悪説?)」のようです。