[PR] 本ブログの商品紹介リンクには広告が含まれています
以前に何度か話題にしたことがありますが、このブログの周年イベントで『秋の修理再生業祭り』というのがあります。全国の中学生がこのブログの
とあるページに集まってきて、コメント欄に「昔の修理再生業について教えろ」と騒ぎ始めるイベント。ご存じない方は
このページのコメント欄をながめてみてください。
なんでこんな祭りが自然発生したのかというと、どうやらこういうことらしい。
- 中学校向けのインターネット学習の指導要領かなにかに「昔の修理再生業にはどんな種類があるか、インターネットで調べてみよう」ということが書いてある。
- 全国の先生が学校のインターネット授業の教室で「昔の修理再生業について調べてみなさい」とご指導なさる。
- 子供たちが指導されたままに『昔の修理再生業』でググる。
- なぜかこのブログのページがヒットするので検索結果リンクをたどってやってくる。
答えが書いてあると思ったらなにも載ってないので、「インターネットは答えを教えてくれる場所だ」と思っている××(2字伏字)どもが「昔の修理再生業について教えろ、ゴルァ」とコメント欄で騒ぐ。
- その間、教室の先生は生徒がネットで何をやっているのかご覧になってないので放置。
私がこれに気づいたのが2005年の秋で、それから6年以上続いていますから、当時この教育指導を受けた中学生もりっぱに成人して、進学していればすでに大学に入っていると思われます。
京大の入試の会場から携帯を使って問題文をYahoo!知恵袋に載せて回答を求めたカドにより逮捕された受験生のことが大きなニュースになっています。カンニングした事、それを刑事事件にしたこと、さらにハイテク社会の問題かなにかのように報道したことのそれぞれの是非はおいといて、くだんの受験生自身のことを考えてみると、小さい頃から「インターネットで勉強すること=ネット上のどこかで『中の人』に質問を投げて正解を教えてもらうこと」を当然のことのように指導されてきた子らの一人だとすると、試験の問題をYahoo!知恵袋に投げて『中の人』の答えを待つという行為は、彼らにとっては案外僕らが考えているよりはあたりまえのことだったのかもしれません。
ネットで調べて答えを聞くのを『リテラシー』と称して制度的に教育指導するんだったら、入試でも試験中のネット検索や知恵袋で尋ねるのをアリにして、その『リテラシー』を試してあげるというのも教育機関としてのひとつのスジの通し方かもねw