The means justifies the ends
先日の「iPhoneがガイガーカウンターになりました」という記事で書いていた、ガイガーカウンターを iPhone のマイク入力に直結する改造、できました。
右の写真は、マイク端子に直結したガイガーカウンターのカウントを iPhone アプリのガイガーボットでカウントしているところ。CPM で表示していますが、ガイガー管が校正済みで1μSv/hrあたり何CPMかがわかっていれば、 自動的にμSv/hrに換算して表示する機能もあります。
さて、マイクに直結する改造方法です。
これが回路図。赤丸の中が追加した部分。
マイクへの出力は、ガイガーカウンターのスピーカーの片端から取ります。ガイガー管の放電をFETのゲートに入れて、スピーカーを電源電圧いっぱいにフルスイングさせている大胆な回路。このままだと9Vp-p近くあるので、0.01μFで直流を切ったあとに、100KΩと1KΩで分圧してマイクのレベルまで下げます。コンデンサや抵抗は、たまたま手許にあったやつを使っただけなので、適当に変えていただいてOK。
iPhone のマイク端子はイヤホンのジャックから入れます。4極の3.5ミリミニプラグで、先頭からイヤホンのL、R、GND、マイクの順番。GNDが一番外ではないので要注意。4極プラグは大きなパーツ屋さんなら置いてあると思います。私はラジオセンターの山長通商で買いました。L型なのでiPhoneに挿したとき納まりがよくて、半田付け作業も楽です。
マイク端子にはマイクの電源用に数KΩの抵抗を通して3V弱の直流がかかっています。最初、その直流成分を切ろうと思って、コンデンサでカップリングしてつないでいたのですが、iPhoneがどうしてもマイク入力を拾ってくれずに悩んでいました。ふと気がついて、カップリングせずに直接つなぐといきなり動き出しました。コンデンサをかませず直接抵抗につなぐところがポイント。
どうやら、直流負荷がかからないと外部マイクの入力に切り替わらない仕組みになっているようです。そうしないとイヤホン端子を指で触っただけでハムノイズとか拾いまくりになりそうですからね。よくできてる。
では、おやすみなさい。
sirosixさんのコメント:
秋葉に行きたい。というか、もう一回作り直したいなー。