The means justifies the ends
共同購入している Chaney Electronics 製のガイガーカウンターキットの回路を眺めていて気になることが出てきました。 このキットの回路では、高圧発生回路とガイガー管の間を100KΩの抵抗でつないであるのですが、ガイガー管のデータシートに書いてあるアノード抵抗は最低で1MΩ、できれば5MΩを推奨しています。この抵抗が小さいと、放射線が通ったときに起こる放電の電流が多くなり、ガイガー管の寿命を縮めることになるはずです。 できるだけ少ない改造で、推奨の値に近づける工夫をしてみました。
一番簡単な方法は、問題の100KΩを1MΩに変えること。右の写真の赤丸で囲んだやつです。この変更だけなら、回路の他の部分はまったくいじらずに、安定して動作させることができます。
本当はこの抵抗を推奨通りに5MΩぐらいにしたいわけですが、そこまで大きくすると今のままの回路ではうまく放電しなくなり、放射線量が測定できません。でも、高圧整流用のダイオードの出口の所に小さな平滑用コンデンサをつけてやると、正常に動くようになります。
というわけで少し手は掛かりますがよりよい改造方法は、抵抗を4.7MΩ〜10MΩにし、かつ、整流ダイオードのカソードとガイガー管のGND側の間に1000pFぐらいの耐圧500V以上のコンデンサを一つつける、というものです。
最近は高耐圧のコンデンサをあまり売っていないのが難点ですが、もし手に入るならこちらのほうがお勧めです。
先日の「iPhoneがガイガーカウンターになりました」という記事で書いていた、ガイガーカウンターを...
KyonKyonさんのコメント:
実は同じキットを先週入手組み立てしていました。
実は、私はこれをPCにRS232C経由で接続しているのですが、時折オーバーランしており首を捻っていました。。。
ブザーとFETの間から信号を取り出しているのですが(ここから直に引っ張る事に無理がありますが)、、、一定の条件の時にオーバーラン現象が起き、特定の時間帯に1000CPMとかの数値が出ます。
ブザーは鳴動しないのにPCがカウントをするという現象が起きています。その解決のためSBM-20を検索してここに行き着きました。
さっそく改良してみます。
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しばらくしたらPCとこのガイガーカウンタを直結するフリーウェアを配布の予定です。現在手元でテストと改良をしています。
http://eeepc.dnki.co.jp/?ei...
現在、
1)PCでカウントする。
2)Webに記録をUpする。
3)Twitterで投稿する。
が出来ています。