The means justifies the ends
最近、固定電話にかかってくる電話って、ほとんどスパムじゃないですか。
なので、うちの会社でも、固定電話は留守電で受けて、お急ぎの件は担当者宛のメールか携帯電話宛てに連絡いただけるようにご案内してるんですが、最近ちょっと会社の者に不幸があって久しぶりに固定電話での着電を再開したんです。
そしたらね……
出先にいるときに、社のワカモノからメールが来たんですよ。
ソニービズネ×トワークス 山田様 (仮名)
03-6892-〇222 (一部伏せ字)
着電あったから折り返し電話してくれ、と。
先週からお話ししている件だ、と。
全然知らない人だ。つか、聞いたことあるような名前だけど知らない会社だ。
いや、だいたい見当はついたんですけどね。でも、いろいろ忙しくてちょっと息抜きが欲しかったんですね。折り電、してみましたよ。
すぐつながったけどね。「山田さんいらっしゃいますか」って言うと、電話中だと言う。折り返し電話させますっておっしゃってるけど、出先なんで断って、待つこと3分。
もう一度電話。今度は「山田は3人おります」と。誰から電話したのか調べて折り返し電話します、と。
めんどくさいので「今、出先なんで、このまま待ちますから、調べて本人につないでいただけますか?」って言ったら、出てきましたよ。本人が。
教訓1:同じ部署に同姓の人がいるんなら、折り返し電話を依頼するときはフルネームを伝えよう
私「こんにちは。」
山田「ソニービズネ×トワークスの山田と申します!わざわざお電話ありがとうございます!」
元気がいい。
私「山田何さまでしたっけ?」
山田「山田りゅうせいと申します!!」
うれしそうだな。覚えてくれてると思ってるだろ。
私「ええっと、ソニービズネ×トワークスさん……どちらの部署でしたっけ?」
山田「え?……え、営業ですが……」
急に歯切れが悪くなったな。
私「なにか、先週話した件と伺いましたが、お話し、したことありましたっけ?」
山田「あ、いえ……先週、女性の方が、あの…※★√」
やっぱり、知らない人だったか。
私「ええっと、どういうご用件でしたっけ?」
山田「私ども、ソニービズネ×トワークスと申しまして、Nur〇光という……」
私「ああ、Nur〇は、知ってますよ。自宅でも使ってる。」
山田「ありがとうございます!」
やっぱり、そうだったか。
私「Nur〇が、どうしたんでしたっけ?」
山田「Nur〇のご案内のお電話を差し上げていま……」
私「え?」
山田「あ…」
私「なに?Nur〇の勧誘なの?!」
知ってたけど。
山田「いえ、勧誘というわけではないのですが、ご案内……」
私「勧誘の電話で『折り返し電話しろ』なんて言うの?」
山田「い、いえ……あの、電話を取られた方が……」
教訓2:営業電話で折り返し電話を依頼したり、連絡先電話番号を伝えるのは印象悪い
私「どういう指導受けてらっしゃるのかな……それ、スクリプトに書いてあるわけですかね?折り返し電話しろって」
山田「い、いえ。私独自というか……」
私「独自?そういうの、良くないと思いますよ。会社の名前に傷がつく。いやしくもソニーの看板ついてるんだから……」
以下、省略。相手が悪かったな。
教訓3:やっぱり固定電話宛ての架電はろくなもんがない