The means justifies the ends
コードレス掃除機を使い始めて悟りました。これ、絶対に壁掛けで常時出動できる態勢にしておくべき。お掃除と掃除機に向き合うスタンスが変わりますよ。まとまったお掃除タイムを作ってと重たい腰を上げて掃除機を引っ張り出してくるんじゃなく、散らかったらオンデマンドでササッと掃除機を掛けるスタイル。
というわけで、前回の記事で予告したとおり、コードレス掃除機を壁掛けにするブラケットの取り付け方の図解説明であります。
掃除機のブラケットに限らず、家の壁に重たい物や力のかかる物をネジや釘で固定するときは、壁の後ろにスタッド(間柱=まばしら)がある場所を選ばないといけません。
最近の一般家屋の内壁は、ほぼ間違いなく一定の間隔で立っている間柱の上に石膏ボードや合板を貼って、その上から壁紙を貼ってある大壁構造です。
間柱がない部分の壁の後ろは空洞なので、そこにネジや釘を打っても効きませんし、強度がないので力を入れると壁のボードが壊れてしまいます。
間柱の場所を見つけるのに、いちばん簡単で壁を傷つけずに調べられるのが、下地センサーとか、スタッドセンサーとか、壁うらセンサーという機械を使う方法。
この機械を、壁に沿って横に滑らせていくと、壁のうしろに間柱があるところでLEDが光って音が鳴ります。
次の方法は、石膏ボードに長い針を刺して、裏の間柱に当たるかどうか確かめる。壁をコンコン叩いて、音の変化でだいたいの見当をつけておいて、そこに針を刺してみる。
専用の「下地さがし」ツールも販売されてます。
もうひとつの方法は、小さい磁石を壁に沿って滑らせてみる。石膏ボードは、釘で間柱に打ち付けてあるので、釘の頭があるところは磁石が吸い付いて分かります。
間柱の場所がわかったら、ネジの位置を決めます。今回取り付けた Dyson DC74 のブラケットの説明書には、床から1200mmの高さのところに下のネジを、その147mm上のところにもう一つのネジを留めると指定されています。
この2つのネジは鉛直に、つまりちょうど真上と真下の関係になるようにしないと、ブラケットが傾いてしまいます。
もし、水準器を持っていれば、鉛直を出すのは簡単です。ひとつ持っておくと、棚をつけるときとかにとても便利です。
でも、なくても、5円玉を糸で吊り下げて画鋲で留めればOK。
吊した糸に沿って、127mm間隔で、ネジを留める場所をマークします。
と、厳密に位置を決めましたが、実はブラケット側のネジを留める穴は高さ方向と横方向にアソビがある長円形になっていますから、ネジの位置が多少ずれても、最後にネジを締め込む前に微調整できます。
ブラケットの裏にACアダプタのコードを通してから……
マークした位置に上からネジ止めします。
仮止め後、水準器か5円玉と糸で水平や鉛直を調整してから下のネジを締め付けて、できあがり。
賃貸で壁に穴を開けるのをためらわれると言う人は、カラーボックスとかねじ穴を開けてもいい家具に固定するのがよいと思います。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」では、賃貸住宅の退去時に借主の責任で原状回復しなければならないのは下地ボードの張替えが不要な程度の穴とのことなので、この程度の穴は空けてもOKじゃないかとは思いますが、家主に聞いたら「ダメ」って言うんでしょうね、きっと。
ガイドラインを盾に、不動産屋さんに相談してみる価値はあるかも。
みぃなさんのコメント:
ネットで色々調べたんですが、結局皆さんがどのようなネジで留めたかが載ってなくて、困っています。
家に色々なネジがあるので、それが使えると助かるので教えていただけませんか??
取り付け方法はとてもわかりやすくわかったのですが、ネジがわからないので教えてください♪