The means justifies the ends
撮影会のモデル、アイドル社員の種ちゃんこと宮元 詩乃さん かわいいですね ピンが来てないのはご愛嬌 |
おなじみ、デジタルカメラのSDカードスロットに差し込むと、撮った写真をそのまま自動的に Wi-Fi でサーバーやPCに送信する、カメラをワイヤレスにしてしまうカード、Eye-Fi(アイファイ)。
私も1枚使っていますが、カメラから写真共有サービスにアップロードするのはもちろん、いつも持ち歩いている iPhone に写真を自動転送して、iPhone で撮った写真と同じようにそのままメールや Twitter や Facebook に写真を上げる「ダイレクトモード」がすごく便利です。
今日、その新製品 "Eye-Fi Pro X2 16GB Class10" が発売になりました。
それを記念して、Eye-Fi の共同創業者で、ソフトウェア側のビジネスデベロップメント担当、そしてプロのカメラマンでもある Ziv Gillat 氏が来日して、自ら新製品のデモをするというブロガーイベントがありまして、参加してきました。
各自デジタルカメラを持参して、新製品の Eye-Fi を装着、アイドル社員の「種ちゃん」を撮影して、その場で Facebook に写真を上げるという撮影会がメインイベント。
ちなみに種子島出身だから「種ちゃん」。
みなさんの作品と、イベントの様子は Eye-Fi Japan さんの Facebook ページやブログでご覧頂くとして、ちょっと新製品のお話を。
Ziv Gallat氏によるプレゼン。 写真は初代 Eye-Fi カードのスケルトンモデル。 自ら認める "Geek" で、初めての秋葉原が楽しみだそうです。 |
今度の新製品、Eye-Fi 史上最高の自信作だそうで、最大のウリは製品名にもあるとおり、SDHCカード規格の Class 10 に対応したこと。Class 10 でなにがうれしいかというと、カメラからカードへのデータ転送速度が速いこと。
デジタルカメラで連写するとき、撮ったばかりの写真データがカメラ本体のバッファメモリに書き込まれているうちはいいのですが、撮り続けてバッファがいっぱいになると、SDカードへの書き込みが間に合わなくなって、その間シャッターが落ちなくなります。SDカードへのデータ転送速度が速ければ速いほど、その待ち時間が少なくて済むのですね。
Ziv Gallat 氏の説明によると、初代 Eye-Fi カードは、SDカードとしての規格を十分に満たしていなくて、データ転送速度は「Class 0」と言うべきレベルだったとか。この前までの最速モデルは Class 6 相当でしたが、それに比べてもぐっと速くなっています。
JPEGフォーマットで写真を撮っているときはもちろん、ファイルサイズが大きくなるRAWフォーマットで撮っているときにはより一層効果がはっきり見えるはず。あと、動画にもうれしいですね。
歴代 Eye-Fi が勢揃い |
Eye-Fi、ほんとに便利な製品です。特に iPhone や 電話回線付きの iPad を持ち歩いている人は、ダイレクトモードでいつでもどこでも写真を上げられるのを体験してしまうと、普通の SD カードが面倒くさくてしょうがなく思えてきます。
オススメです。
あ、そうそう。今日、Ziv が使っていた iPad 用の Photosmith というアプリを使うとさらに強力。撮った写真をその場で iPad の画面で確認しながら、よいショットだけを選んで、後から選んだ写真の分だけ RAW のファイルを取り出す、なんていうワークフローが自動化される、Eye-Fi の中の人が勧める、Eye-Fi の母艦に最適なソフトです。
これも、今日の収穫。
よいイベントでした。ありがとうございます。