The means justifies the ends
ダイソンの羽根がない扇風機をポチっとしてしまいました。
Dyson Pure Hot + Cool(ダイソン・ピュア・ホット・アンド・クール)。
シリーズ最新作です。
どのへんが最新かというと、これまでのダイソンの扇風機の進化の跡がぜんぶ詰め込まれてる。
実物で図解にしてみました。
上が、ただの扇風機ね。
ここから派生して、右が温風機能がついて、夏は扇風機、冬はファンヒーターになる Dyson Hot + Cool。
一方、左は空気清浄機能がついて、風を吹きながら部屋中の空気の微細なちりやホコリを取り去ってくれる Dyson Pure Cool。
で、当然来るべきというか、満を持してというか、夏は扇風機、冬はファンヒーター、そんでもって通年で空気をキレイにしてくれるのが Dyson Pure Hot + Cool。全部入り。
わたくし、長いこと花粉アレルギーで苦しんでおりまして、空気清浄機もいろいろ試してきたのですが、今年の花粉シーズンはリビングルームに Dyson Pure Cool を置いてタイマーかけて回し続けていたらずいぶん楽だったのです。
味をしめて、自分の部屋にもこれを置こうかどうか考えていたんです。PM2.5がひどくなりそうだし。
でも、この部屋は地下で気密性も高くて、石油ストーブとかファンヒーターとか、燃やす系の暖房が使えないので電気暖房が頼り。どうせなら、空気清浄機とファンヒーターがいっしょになってくれないかなー、どうかなー、と待っていたら、期待を裏切らずに全部入りが出てくれたので、これはいくしかない。
ダイソンの羽根の無い扇風機、最初のころのモデルは正直言って音がうるさかった。テレビを見ながらとか音楽聴きながら使うときは風量を上げられませんでした。
それも第2世代からは劇的に改善されて、普通の羽根がついた静音型扇風機と変わらないぐらいになりました(higuchi.com でも過去にダイソンさんのご協力を得てこういう実験をやっております)。
今回の「全部入り」も、さすがに最新型で、音は静かです。調子に乗ってスピーカーの隣に仮置きしてみた。
空気清浄機能は Dyson Pure Cool と同じ直径の大きなフィルターがついているので、下半身がずんぐりしたデザインになっているけれど、首振りをしてもこの直径の外にはみ出す物は何もないので、意外と、いや、かなり省スペースです。
操作は全部リモコン。直感的なアイコンがついたリモコンのボタンと、本体に浮き出る LED の表示はあいかわらず分かりやすい。
これは、扇風機モード。風量が表示されています。
そして、ファンヒーターモードでは……
温度が設定できる。サーモスタットで、設定温度まで温まるとヒーターが自動的に弱まります。
風量ボタンを押すとそのときだけ風量表示に切り替わります。
ヒーターはかなり強力で、スイッチを入れるとすぐに温風が吹き出してきます。石油ファンヒーターみたいな「待ち」がないのが地味にうれしいです。
そして温風を正面の一点に集中させるパワフルなフォーカスモードと……
広く薄く温風を吹き出すワイドモード。
ヒーターとしてはスポット暖房ぐらいにしか使えないかなと思っていたのですが、気密性の高い狭めの部屋だと、東京の冬ぐらいの寒さだったらワイドモードで部屋中を暖めるのをこれ一台にまかせても大丈夫かも。もちろん、エアコンと併用してサーキュレーターっぽく使っても可。
注意点もありまして、ヒーターがかなり強力。ということはパワフルに暖めているときはそれ相応の電流が流れます。なので、電源は壁のコンセントから直接取るのが必須です。細いテーブルタップとかをつないで延長していると、延長コードとかタップの部分が熱を持つぐらいに流れます。ダイソンに限った話じゃないけれど。
お値段、安くはないですけどね。通年でフィルターを通った風にあたるコストだと思って、えいっ!
かなり、満足しております。
我が家では、ちょっと旧式になったダイソンのファンヒーター Dyson Hot+Cool を風呂場の脱衣・洗面スペ...