The means justifies the ends
流しの会社役員なので、いろんな会社にパートタイムで巡回しております。
今日も、取締役を勤めさせていただいている某社でお仕事をしておりましたところ、「代表電話に、樋口さん宛で △△△△△の○○さんという方からお電話が入っているのですが」とのこと。営業電話らしい。
△△△△△と言えば、「年収1000万円以上のハイクラス求人」で有名なエグゼクティブファームというかヘッドハンターというか、求人サイトの会社。
普通のヘッドハンターは、求人側から成功報酬とかリテイナーをもらうのですが、ここは求職側にお金を払って登録させることで、本気の求職者を集めているというのがウリ。
時間がもったいないので居留守を使いましたけど、話聞いてみたらよかったなあ。小一時間遊べたかもしれない。
でも、こんな営業してるようじゃ、ダメだね。
勤め先の代表電話に、堂々と名乗って電話掛けてくるヘッドハンティング会社なんて聞いたことがない。
もし転職する意志があったとしても、会社で電話取り次いだ人とかから「あの人、ヘッドハンターとコンタクトしてる」って分かっちゃまずいって、気がつかないのかな。
聞けば、同じところから、別の役員さんにも電話がかかってきたらしい。たぶん、会社のWebサイト見て、名前が出ているエライさんに片っ端から電話してるんだろうね。
電話をかけてきた○○さんがヘッドハンターなのか、それともサイト登録者を増やす「営業」担当なのか分かりませんけど、エグゼクティブがヘッドハンターに期待するのは、自分のことをよく知ってくれていて、自分によく合っていると思う会社の案件を紹介してくれること。
代表電話宛に掛けてくるってことは、自分の直通電話とかメールアドレスとか、パーソナルな情報を何も知らないってこと丸出しで、そんな自分のことを何も知らない奴に仕事の仲介とか頼む気になるわけがない。
ついでにいうと、僕の場合、自分の会社もあって、あちこちの会社をお手伝いしている立場で、お金払ってヘッドハンターにお世話になるどころか、こっちがコンサルティングフィーを受け取る側の人だってことは、ちょっと調べれば分かるはずなんだけど、そんなことも知らずに電話ローラー作戦してるなんて。
ひょっとして、オーナー社長さんみたいな相手にも電話かけてるんじゃないか心配しちゃいますぞ。
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