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普通の望遠ズームレンズで撮ってみた
昨夜は20年ぶりぐらいに月が大きく見える夜だったそうです。
月の公転軌道は楕円なので、日によって地球と月の距離が変わります。近地点に近いところに月があるときに満月がぴったり重なるのは18年ぐらいに一度だそうで、このときには遠地点の時に比べて直径が14%大きく、30%明るく見えるとのこと。この状態の月を Super Full Moon などと呼んでいます。
NASAの解説ページに詳しい説明がありました。
震災と原発人災の情報咀嚼で知恵熱が出そうなので、たまには外に出て大きな月をながめて、同じ月に照らされている被災地に想いをはせてみる。
ちなみに、月は星や太陽と違って、暗すぎず明るすぎず、意外と簡単に写真に撮れます。
上の写真は昨夜の月を普通のデジタル一眼レフ (Nikon D80) と普通の望遠ズームレンズ (Nikkor の 55-200mm) で撮ったもの。
オートフォーカスだと焦点が合わないので焦点はマニュアルで。
絞りとシャッタースピードも機械任せだと真っ白になっちゃうはずなので、マニュアル。手ぶれしないようにシャッタースピードを早くする。明るいので絞りはおもいっきり絞り込めるはず(被写体深度が深くなる)。絞りとシャッタースピードを変えながら撮ってみて、その場で仕上がりを見ながら調整できるのがデジタルカメラのうれしいところですね。
シャッタースピードが速いので手持ちでもいけますけど、一脚でもいいから固定するとよりよいと思います。
トリミング前
200mmぐらいの望遠だと、右の写真ぐらいの大きさにしか撮れないのですが、Webの表示用だったらそんなに解像度はいらないので、画像編集ソフトで月のあたりだけどトリミングしたのが上の写真です。
上記のNASAのページの解説によると、近地点と満月がほぼパーフェクトな1時間以内の差で一致するのは18年以上に一度だけれど、4時間ズレぐらいの一致だったらわりと頻繁にあるとのこと(最近では2008年)。
あれ、ということは、ゆうべ深夜過ぎに日本で見ていたときはまだ近地点に到達してなかったのか。まあ、いいや。