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先日、軽井沢に向かう新幹線で、たまたま高校生ぐらいの二人連れの女の子の隣の席だったのですが、そのときに聞くとはなしに聞こえてきた会話の切れ端。
学校の大事な連絡とかメーリス(メーリングリストのことか?)で送んないで欲しいよねー。メール読まないし。
驚愕の事実。女子高生はすでにメールを読まなくなっている。ここでも情報オーバーロードですか。
二人の会話はさらに続いて授業中に(携帯の)メールを見るかという話になって、一人は見ない、もう一人は見るということらしい。会議中にメールをせっせと片付ける内職をしているビジネスマンみたいなものですね。
そういえば、その昔、まだ一般の企業に電子メールなんてのが普及してなかった頃、同僚の凄腕マーケッターの林さんが担当していた cc:Mail という電子メールシステムの布教活動でよく話していたエピソードにこんなのがありました。
企業に電子メールシステムを導入して、1日あたりのメール送受信数が増えていくと、それに従って企業全体の情報流通のスピードが上がって生産性が良くなっていくのだけれど、
送受信数が増えすぎてあるポイントを超えると
逆に生産性が下がってしまうというお話。
この話、今となってはみんなうなずいてくれる話だと思います。「生産性が下がるから、メールを使わない曜日を決めている」なんて会社もあるらしいですし (
WSJ)。次から次へとやってくるメールを右から左にガンガン処理して仕事に「乗って」いる気分に浸っている人、要注意。あなたは本当になにか知的生産をしているかな?レトロなエアシューターの代替品になっているだけじゃないかな?
林さんのプレゼンは「そういう状態になったら、もう電子メールだけでは足りないから、ノーツでの情報共有を組み合わせましょう」と私にバトンが渡ってくる段取りになっていたのですが、考えてみれば携帯のコミュニケーションって実に
原始的なモデルで足踏みしているんですね。ヘビーユーザーの女子高生がまっさきに困るわけだ。ここにもそろそろイノベーションが必要ですね。
とりさんのコメント:
タイトルに釣られて飛んできましたが・・・(-_-;