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釣り人のたしなみとて、中古のSUVを買いました(307ccも、もちろん健在です)。
クルマにはじめてカーナビを取り付けてから10年以上。いまや堕落しきった私の方向感覚では、カーナビなしで東京の街中を走り回るのはちとつらい、というわけでこのクルマにもナビゲーションシステムを導入することにしました。
ヨーロッパ車の常でコンソールには1 DIN分の空きしかなく、さらにこのクルマの場合、ダッシュボード上にも平坦な“空き地”がほとんどないため、取り付けできるカーナビは1 DINサイズで液晶画面もその中に入っているインダッシュのタイプに限定され、適当なものがみつかりません。そこで、ポータブルタイプのナビも候補に入れることにして、結局選んだのがこれ。一旦、国内の車載機器市場から撤退していたソニーの新製品、
ポータブルナビゲーションシステム 「nav-u」 NV-U1。
この機械、CD/DVDやハードディスクではなく、フラッシュメモリに地図と検索用のデータを収めてあるポータブルタイプのナビゲーションシステムなんですが、
- 加速度センサと気圧センサを使ってクルマの移動を算出するので、高速道路の下やトンネルの中などGPSの電波が拾えない場所でも自分の位置を見失わない
- FM VICSこそないものの、光ビーコンと電波ビーコンのVICSは別売りのユニットを差し込むだけで対応するので、地図上に渋滞情報を表示したり自動的に渋滞回避するルートを案内してくれる
- 市街地図(建物ひとつひとつの場所と形が入った地図)はないけれど番地レベルまで詳細な検索はでき、メモリースティック(SDならもっとよかったのに)で記憶容量を増やせば全国の施設検索もかなりこまかくできるようだ
- ダッシュボード上に吸盤で取り付けるので、取り付け簡単。この吸盤がゲルを使った特殊なもので、かなり強力に吸い付くらしい
と、私がカーナビに求めているポイントはかなり満たしています。その上、本体価格は5万円台!普通のインダッシュのカーナビだったら取り付け工賃とオプションのケーブル代でそのぐらい取られちゃいます。
なかなかよさそうなので試しに買ってきて取り付けてみましたが予想以上のできです。合格。これは買い。
吸盤は多少の曲面、シボ、段差なら問題なし
この写真はボールジョイント2段
ダッシュボードの上に平坦な場所がほとんどないので、吸盤がきちんと吸い付くか気にしていたのですが、まったくの杞憂。この吸盤、本当によくできていて、多少の曲面でも吸い付いて外れません。シボや少々の段差などもまったく問題なし。
説明書では、本体を差し込むクレードルと吸盤の間にボールジョイントを2段使って、クレードルの下面がダッシュボードの上に乗っかるように取り付けるよう指示してありますが、
メーカーWebサイトの写真では間のボールジョイントはなく、吸盤に直接クレードルがついていて、クレードルはダッシュボードから浮いている状態になっています。おそらく、本来の設計意図はこっちなんでしょう(取り付け強度の問題かなにかで、品管からダメ出しされたのかな?)。設計者の意思を尊重して、間のボールジョイントを外して1段で使うことにしました。
吸盤を吸い付けたら、シガーライタープラグから取った電源をクレードルにつなぐだけで取り付け完了。加速度センサを使って走行中は操作ができないようにしてあり(本当に何も操作できないので、これはちょっと不便)パーキングブレーキの結線は不要。もちろん車速パルスの結線もなし。クレードルに入っている間はシガーライターからの電源に合わせてOn/Offが切り替わるので、シガーライターが常時給電されている車種は要注意ですが、普通は本当に電源を接続するだけでフルスペック動作します。
私はけっこうあちこち走り回るのでメモリースティックを増設して全国版の詳細な検索用データをインストールしましたが、活動範囲が限られる人なら自分の地域以外の地図の道路データが多少粗くなるのと引き換えに自分の地域だけの詳細検索データをインストールすることで、本体内蔵メモリだけでも快適に使えるはずです。
ポータブルタイプのナビゲーションシステムでは最大手の三洋(ここのはワンセグチューナー内蔵がうれしい)をはじめ、各社から半導体メモリー式のポータブルナビが続々と出てきていますし、これからはカーナビの選択肢としてこのタイプのものも要チェックですね。
センター長さんのコメント:
まあ、乗られている車が立派な車でしょうから、車の方のセキュリティーで充分なのかも知れませんが・・・