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ゆうべ、朝日新聞夕刊の滅多に読まないスポーツ欄を開いてレッドソックス大逆転の記事を眺めていて気がついたのですが、朝日新聞をはじめ、日本のメディアではYankeesをヤンキースと表記しているんですね。母音で終わるYankeeの複数形のsはスじゃなくてズと濁るんじゃないかと思うのですが、グーグルで検索してみてもヤンキースは158,000件に対してヤンキーズは4,150件と、ごく少数派のようです。
以前にも書いたことがありますが、私は外来語は原語ではなくカタカナで表記する派の人です。外来語は原語ではなくカタカナで表記することで、そこそこ原語の発音に近くて“統一された”(ここが肝心)読みを広く早く広めることができるというメリットがある、と考えています。
でも、まれに、どう考えても妙なカタカナ表記がはびこってしまって、原音に近い表記が駆逐されてしまう例もあります。
例えば、Avocado。長いことアボガドと紹介されていて、私も20歳過ぎて、伊丹十三監督の映画「お葬式」の冒頭部分の山崎努のモノローグで「アヴォカード」というのを聞くまでアボガドだと思っていました。最近はアボカドという表記があたりまえになってきましたが、アボガドと濁る表記もなかなかなくなりません。
また、私が以前身を置いていた外資系ソフトウェア会社でも、Desktopのことをディスクトップと読む人がかなりいました。Deskはディスクじゃなくてデスクですわね。ひょっとしたらたまたまこの人たちがDeskとDiskを混同しているのかもしれないと思っていたのですが、ソフトウェアの画面やヘルプに文字で「ディスクトップ」と書いてあるものも見かけますから、根が深そうです。
お年寄りで、ジャンパーのことをジャンバーと呼ぶ方がいますが、これも似たようなものなのかもしれませんね。
適切でないカタカナ表記は、かえって罪なものだなあ、と思った次第。
で、なんで「ヤンキーす」なんだろう?
井上さんのコメント:
特に、複数形の英語をカタカナにしたものは辞書に入っていない場合が多いので、最後の字が「ス」のように濁らないと、ひらがなにされやすいようです。