@ITの発行人として、会社の立ち上げからずっと一緒にお仕事をさせていただいた新野さん。会社を辞めて、泳げる投資信託評論家の道を歩んでいるのかと思わせておいて、ステルスでゼロからこしらえていた新しい Web メディアの試験運用β版が、ついさっき、
Twitter のつぶやきで公開されました。
その名も、
Publickey(パブリックキー)
(字を大にしてみた)
このサイトの構想をこっそり新野さんから聞いて、これまたこっそり応援メッセージをこめた
こんな記事や
こんな記事を書いたのがちょうど去年の今日あたり。それから丸1年、いろんな試行錯誤を繰り返されて(試行錯誤の様子は新野さんのブログ “
Privatekey”で垣間見ることができる)、今日の佳き日をお迎えになったことは、私にとっても無上の喜びであります。
当面のサイトのコンテンツは新野さんがお得意のソフトウェア製品・サービスを技術寄りの観点から解説した記事や、IT関連情報専門家の観点からまとめた記事が中心になりそうですが、それだけじゃ@ITの再発明。新野さんの狙いはそんなところじゃなさそうです。
@ITを作った頃は、
上述の記事にも書いたとおり、サーバー、ネットワーク環境、データベースと、Web メディア事業を立ち上げるのにもまとまった資本が必要だったんだけど、今はサーバーもネットワークも安いし、ブログエンジンのような CMS も安価に使えるし、事業立ち上げコストが極限まで小さくできる。つまり、ストックとなる
コンテンツを作れる知見とセンスとやる気さえあれば、メディア事業が始められるはずだということを、身をもって実証しようとしているのだと思います。
さらに、こうやって作り上げた
メディア事業構築のプラットフォームを、なんらかの形でコミュニティに還元できないか、とまで考えているフシもあって、もしそうなったら新野さんはブログメディアを構築したいと思う若者たちの
神だね。
The journey is the reward.
応援してます。