なんだか、重箱の隅をつついてばかりいるようでいやなんだけど、いい加減な利用許諾契約の話、もうひとつ。

去年、発表直後にすぐ買った、初代 iPod touch。iPhone を買って使わなくなったのでオークションに出そうと思ったんです。iPod touch は、今年の1月に、メールや地図などの機能が追加された新バージョンが出て、初代バージョンを使っている人には “iPod touch January Software Upgrade” と称して、追加機能のソフトウェアが 2,480円で提供されました。私もそれを買ったのですが、オークションで本体を誰かに譲るときにはアップグレード前のバージョンに戻さないといけないのか気になって、許諾契約を読み返してみたところ
3. 譲渡   お客様は、アップルソフトウェアのレンタル、リース、貸与、再配布またはサブライセンスを行うことはできません。ただし、お客様は、アップルソフトウェアに関するお客様が使用許諾された権利のすべてを、iPod touchの所有権の移転にともなって、第三者に対して永久譲渡をすることができます。
と書いてあります。iPod touch を譲るときは、このソフトウェアの権利も一緒に譲渡できるようです。すばらしい。
具体的にどういう手続きをとればいいのか、購入元の iTunes Store のサポート窓口にオンラインで問い合わせてみました。
すると、予想外の返事が。


iPod touch January Software Upgradeに関するお問い合わせありがとうございます。
誠に申し訳ございませんが、iPod touch January Software Upgrade については販売を終了させていただいため再ダウンロードすることができかねてしまいます。

アップルでは現在、iPhone 2.0 ソフトウェア アップデート for iPod touchを販売しております。このアップデートは、メール、連絡先、カレンダー機能の強化、またMobileMe、Microsoft Exchange ActiveSync、新しい言語、関数電卓、などのサポートに対応しています。また、1月の ソフトウェアアップデートのアプリケーション機能が全て含まれており、Wi-Fiを利用してiPod touch上でApp Storeからアプリケーションを購入することが可能になります。

iPod touchでこれらの機能をご利用になるには、譲渡される方にアップデートをご購入いただくようご案内ください。アップグレードは1200円で販売しております。
許諾契約では権利を譲渡できると書いてあるのですが、ダウンロードできないから新しいのを別に買え、というお返事。
「そりゃないだろ」と思ったので、いやらしく「January Software Upgrade の利用権は譲渡できなくて消失するということですか?」としれっと聞いてみたところ、今度は
iTunes Store アカウントは権利を譲渡することができないためお客さまが購入されたものはお客さまのものになります。
という、ちょいととんちんかんなお返事。
しつこく「iTunes Store アカウントの権利ではなくて、Pod touch January Software Upgrade の権利について教えてください」と尋ねなおしたら、それっきり返事が来なくなってしまいました。再送してもなしのつぶて。返事ぐらいくれてもいいじゃないか。不誠実な感じよ、ぷんぷん。

履行できないことを権利として謳っているのは、どうだかなあ。できない約束なんか、しなければいいのに。