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イタリアのお土産に面白いものをいただきました。一見、小鳥のえさにも見える、穀物の乾物が混ざって入った袋で、ZUPPA DI ORZOと書いてあります。“大麦のスープ”らしいです。
袋にはイタリア語とスペイン語しか書いてないので、
Altavista Babel Fishや
freetranslation.comの助けを借りて解読したところ、中身はorzo perlato(大麦)が63%、lenticchie verdi(緑のレンズ豆)、soia verde(緑の大豆、って、乾し枝豆?)、lenticchie rosse decorticate(赤レンズ豆)で、これだけを煮てスープにするもののようです。
早速、袋に書いてある作り方を読みながら、ひとつかみ分ほどスープにしてみました。
作り方はいたって簡単です。
- 麦と豆を洗う
- 麦と豆400グラムに対して3リットルの水(麦と豆ひとつかみなら、水はカップ2杯ぐらい)と、塩を少し(水がカップ2杯のときは、ほんとにひとつまみで十分)を圧力鍋に入れ、火にかける
- 圧力鍋に圧力がかかったら弱火にして25分ぐらい加熱(スローフードですね)
これでできあがりで、あとは調味料で味を調えるだけなのですが、その味付けを説明している最後の一文に、調味料の名前らしい、よくわからない単語が出てきました。
“Condite con olio, salsa di soia o gomasio.”
olioやsalsa di soia、またはgomasioで味を調えろ、と。
オーリオは油。デフォルトでオリーブオイルですかね。
サルサ・ディ・ソーヤって、soy sause?醤油デスカ?!
ゴマーズィオってなんだ?オンラインの辞書には載ってないぞ?
親しい友人で外語大のイタリア語を出ているえらい人が2人いるんですが、夜中にスープの味付けの相談の電話をかけるのも気が引けたので、Google様にたずねてみたところ、謎の調味料“ゴマーズィオ”を説明したイタリア語のサイトを発見しました。
ゴマーズィオ:胡麻ト塩ヲ鍋デ乾煎リシタモノ……
って、ごま塩じゃん!
事情はよく分かりませんが、本家イタリアのスローフード業界では、醤油やごま塩が柔軟に取り入れてられているようです(ほんとか?)。
ともあれ、ごま塩はなかったので、エクストラバージンオリーブオイルをふりかけ、醤油をちょろっとたらしていただいたところ、とても大麦と豆だけとは思えないほど、コクがあって風味豊かなおいしいスープになりました。これは、感動的にうまい。麦と豆の分際で、ちょこざいです。お勧めです。
スーパーで売っている乾物の豆などで同じ作り方をしても多分似たようなものができると思います。大麦は押し麦で代用してもよさそうです。ぜひ、お試しあれ。
Yaginumaさんのコメント:
ところで、「スローフード」って分かるような分からないような・・・で、結局分からないままです。
「スローライフ」なる言葉と対になっているような感じもするし、都会に住む人たちの一種のファッションですか?