ココログに、自民党の安倍幹事長が毎日の昼食の写真とショートコメントを載せる
「幹事長のブランチ」という企画があります(ちょろっと始まって、すぐにイラク人質問題に集中するためにお休みになって、そのまま再開待ちになっています)。
これは、わかりやすい、うまい企画です。昼飯は毎日食べるものだからネタには困らないし、差し障りもないから継続が容易。しかもわれわれ庶民から見ると「ああいう人はどういうものを食べているんだろう」という覗き見的興味を満たしてくれ、覗き見を通して気が付かないうちに安倍晋三という人とその周辺を身近に感じるようになるという主催者側の狙いもしっかり達成しています。
実は、自分でこのBlogを始めるまでは、私は個人の日記サイトを作ることにあまり興味がありませんでした。巷の日記サイトを見ても、「をた」っぽい人が、「○月×日 昼飯は吉牛。自宅マシンのHD換装。あーあ。」などと、私にはまったく興味もなく、役にも立たないことをぶつぶつ書き立てているだけ、というイメージがあったからです。
「幹事長のブランチ」も、そういう日記サイトと素材は同じなわけですが、有名人、しかも普通は自分をさらさないと思われている職種の人の“個人”的な部分を公開しているという、主催者の特質と上手な演出で、まったく違うものになっています。日記の形をしたプロパガンダですね。
なんてことに感心していたら、平野さんも
「社長のブランチ」というパクり企画を始めていました。あたしゃ平野さんとは知らない仲ではないので、あの人のランチを通して社長の私生活を覗き見した気分にはならず、「幹事長のブランチ」とは別種なものに見えるのですが、彼を知らない人から見るとまた違ったものに見えるんだろうなぁ、とちょっと不思議な気分。
翻って、自分のこのBlogは「をた」な日記と何が違うんだろう。ま、いいや。
Yaginumaさんのコメント:
「あ、平野さん、いいモン食ってんなあ。」とか・・・。
でも、やっぱり平野さんを知らない人が見たら別なイメージを持つのかも知れませんね。
「Blog日記」って、どこか嫌味な部分は出てしまいますね。 私も気をつけなきゃ・・・とは思ってるんですが、ついつい。