The means justifies the ends
新しいシリーズにバージョンアップした、ダイソンのスティック型とハンディ型の掃除機を借りてきました。
佐川急便さん、ご苦労さま。
新しいシリーズ Dyson V6 から、ふとん掃除に最適化された Dyson V6 Mattress(マットレス)と、スティック型の全部入り Dyson V6 Fluffypro(フラッフィプロ)であります。
白物家電なんて、もう技術的にはすっかり枯れていて、進歩の余地はあまりないものだから、量販点での値崩れをリセットするために、ちょろっとデザインを変えたり色をつけたりしただけみたいな「新製品」を定期的に出しているような具合でありまして、型落ちの在庫処分を狙って買うのが、ほとんど同じ機能のものをグッとお安く買えるチャンスだったりします。
ところが、 昔から「ナントカとダイソンは新しい方がいい」なんてことを申しましてな。ダイソンの新機種は確実に前のバージョンからなにか技術的に進化しているんで、新しいのが出たらそっちを買っておいてまず間違いない。
こんどの V6、マイナーチェンジだという話ですが、おもいっきり進化しているのは排気がますますキレイになっていること。吸気効率を落とす HEPA フィルターを使わずに、サイクロンと、高い気密性と、交換不要の普通のフィルターだけで HEPA グレードのキレイな排気を実現しているのがウリなんだそうです。
先日の発表会でのデモンストレーション、いしたにさんが撮影したやつ。
部屋に汚い空気をまき散らさないダイソンV6フラフィ、一方東芝のコードレススティック掃除機は? from masakiishitani on Vimeo.
では、まず、ふとんのダニ対策の最高峰(※個人の感想です)Dyson V6 Mattress 開封の儀。
セット内容は、前の機種 DC-61 モーターヘッド に、延長ホースが追加されました。
これだけのアタッチメントが付属しています。
本体は白基調で、医療機器みたいな清潔感あり。
いちばんよく使う、ミニモーターヘッド。
おしりの排気部分。
ここがパカッと外せるようになっていて、中にフィルターが入っています。
HEPA フィルターじゃないので、汚れても買い替える必要はなし。水道水で洗って乾かせばまた使えます。
さっそく、ベッドのマットレスを掃除してみます。フトンツールは使わずに、ミニモーターヘッドで。
1、2分シーツの上からガーッと吸った結果……
出た!謎粉。またこんなに取れてしまった……。
これ、シーツやマットレスの繊維もあるけど、人間の皮膚が剥がれ落ちたのとか、皮脂のついたホコリとか、ダニのエサになるものらしいです。あと、肉眼じゃ見えないけれど、ダニやチャタテムシの死骸、それからカビの胞子などのアレルゲンそのもの(前回の調査の結果、全部検出されました)。
これを吸い取らないと、ふとんのダニ対策は始まらないのであります。
せっかく新しい掃除機きたし、天気もいいから、クルマも掃除してしまおうと思います。充電式のハンディだから、クルマの掃除も楽ちんですよ。
クルマ掃除のとき活躍するのはコンビネーションノズル。
まず、伸ばして、ブラシを出す。
で、シートの縫い目とか、ダッシュボードとかのゴミを掃き出しながら吸います。 布のシートはモーターヘッドがよいようです。
次に、ノズルの先頭を縮めて、リントブラシがついた堅いノズルに切り替え。
これで、フロアマットとかの土埃を掻き出す。
延長ホースの先に隙間ノズルを取り付けると、細かいポケットとかシート下の隙間とかの掃除が楽です。
延長ホース、偉大だわ。
ひとしきり掃除して電池が減ってきたので、ハンディ掃除機を充電しながら、今度はスティック型の Dyson V6 Fluffypro 開封の儀。ダイソンの公式オンラインショップと直営店だけの直販専用モデルですって。
こっちは前のDC74と同じグレー基調のカラーリング。赤いパイプがビビッド。気分が上がります。この色のパイプは、この直販モデル限定みたいです。
主役は DC74 でデビューした、フラッフィなモーターヘッド。ナイロンのフェルトとカーボンファイバーのブラシが回ってゴミやホコリを残らず取り込みます。
で、このプロのセットに入っている付属品は、こんな内容。
右下から、フトンツール、延長ホース、ミニモーターヘッド、ハードブラシ(クルマのフロアとかは、こっちのほうがよかったな)、隙間ノズル、コンビネーションノズル。V6マットレスの内容が全部入っていて、その上に、フラッフィなモーターヘッドとハードブラシがついてます。全部入り。
あ、それから、スティック掃除機には壁掛けブラケットもついてくる。
壁掛けブラケットで常時出動待機しておくのが、オススメの使い方です。ブラケットの取り付け方法も見てね。
さすが最高峰。全部入り。スティック型はパイプを外して本体に直接ヘッドをつければハンディ型になるので、みごとに大が小を兼ねてくれて、これ一本で床掃除からふとんのダニ退治まで片付くのが魅力です。
ダイソンの新しいハンディ型掃除機、スティック型掃除機の駆け足レビューでした!