The means justifies the ends
ゴールデンウィークを迎えてご実家に帰省したら、サポート終了した Windows XP パソコンを新しい Windows 機に移行する作業が待っていた、なんていう方もいらっしゃるかと思いますが、そんなあなたに向けた狭〜い覚え書きです。
がーん。
Windows 転送ツールでは、Windows Vista または Windows XP からファイルを転送することはできません。
そんな、冷たい……こないだはできてたじゃん。
調べてみると、Windows 8.1 からは仕様が変わって、Windows 転送ツールではどうあがいても XP や Vista からの移行はできないんですと。
XP サポート終了からの移行ラッシュのかき入れ時に、最新 Windows への移行はできません、というのはさすがのマイクロソフトも気が引けるらしく、データ移行専用のサードパーティ市販ソフトを XP 専用に制限したバージョンを無償で配布しています。
その名も
ファイナルパソコン データ引越し eXPress
なんか、強そう。
http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/lifecycle/xp_eos/consumer/windows/pcmover.aspx
今のところ XP から Windows 8.1 への移行は、これを使うのが最善の策と思われます。
移行は、新旧両方の PC にこのソフトをインストールして、ネットワーク越しやクロスケーブル越しに直接データを送り込むか、古い PC から USB メモリやハードディスクに引越データを保存してから、それを新しい PC に差し替えて読み込むだけ。
文書ファイル、IEやメールの設定、Windowsのユーザー環境設定などをそっくりそのまま引き継げます。
マイクロソフトが無料で配布している他にも、Windows 8.1 搭載のメーカー製 PC にプリインストールされていることがあるようで、今回はプリインストールされているものを使いました。
XP にインストールしている画面はこんな感じ。
なんと、なつかしい Laplink の文字。クロスケーブルでデータ転送っていえば、Laplink ですわな。
本当の名前は「ファイナルパソコン データ引越し」じゃなくて「Laplink PCmover」さん。
結果、無事に XP から Windows 8.1 への移行が完了いたしました。
あ、Windows 8 からの純正メールは IMAP だけで POP3 に対応していないので、POP3 しか使えない人は、新しいほうの PC に、なにかメールソフトをインストールしてから移行作業を行うと吉。
特に、XP で Outlook Express 6 を使っていた環境からの場合は、無料の「Windows Live メール」をインストールしてから移行すれば、メールの環境がそのまま引き継がれますよ。
「Windows Live メール」が入っている Windows Essentials のダウンロードページ
http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows-live/essentials-other#essentials=overviewother
幸運を祈る。