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スウェードとかムートンなど、裏起毛の革製品の汚れ落とし、どうしてますか?靴屋さんとかで売っているスウェード専用の消しゴムみたいな生ゴムと硬いブラシ(普通の消しゴムと古歯ブラシでもいいけど)で汚れをこすり取って払い落とすのが普通かと思いますが、表面についた汚れは落ちるけど、手袋の表面に黒くこびりついた手垢とか、靴に染みついたような汚れはなかなか落ちなくないですか?
クリーニング屋さんに頼むとべらぼうな料金がかかるようなので、自分である程度でも汚れ落としできないかちょっと調べてみたら、革製品専門業者さんたちがこぞって絶賛しているスウェード、ベロア、バックスキンなどの起毛革クリーナーがあったので、試してみました。
ドイツの皮革ケア製品専業メーカー、Collonil(コロニル。日本の支社もあります)のライニガースプレーという革のしみとりスプレー。1500円ぐらい。
使い方は簡単です。
まず、表面についた汚れを生ゴムでこすり取ります。スプレーを買うときに同じコロニルのソフトガミという専用生ゴムを買ってみましたけど、これは普通のプラスチック消しゴムとそんなに変わらないかも。
次に主役のライニガー登場。スプレーは吸い込むと体に良くないそうなので、ここからの作業は屋外で。
スプレー缶を良く振って、汚れているところにシューッと吹きかけます。
革が湿っているうちにボロ布(汚れてないやつね)で汚れをこすり取る。一度に広い面積にスプレーしてしまうとこすり取る前に乾いてしまうので少しずつ。
たぶん最初は、汚れが落ちているのかどうか分からないと思いますが、布に革の色と汚れが移っていれば大丈夫。拭き取り終わって、革が乾くと見違えるようにきれいになって見えると思います。
汚れが落ちにくかった部分はスプレーと拭き取りを繰り返します。
汚れが落ちたら、乾かして、軽くブラシをかけて起毛を起こしてやればできあがり。すんだらフッ素系の防水スプレーをかけておくと、この後の汚れがつきにくくて、落としやすくなります(ほんとは、革製品を買ったときにスプレーしておくのが吉)。
普通の防水スプレーは起毛素材には使わないように注意書きが書いてあることが多いと思いますが、同じコロニルの
ウォーターストップ
というスプレーは起毛素材OKだそうです。ライニガーといっしょに買っておくといいと思います。送料節約。
以下、今朝汚れ落としした2点の使用前、使用後をご覧ください。
つま先の汚れが気になっていたスウェードの靴。
↓こうなる。
指先が脂っぽい垢で黒っぽくくすんでいたムートンの手袋
↓こうなる。