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産経新聞社会部の選挙班が、選挙期間中特設で
ツイッターでのつぶやきを流していました(
サンケイの人が紹介するブログもあるので、たぶん本物)。
開票中の忙しいさなかにも、
@mazzoの
明日の一面トップはぜひミクで RT @SankeiShakaibu: そういえば今日は初音ミクのお誕生日でしたね。おめでとうございます
というつぶやきに
@mazzo すみません。明日の1面トップは選挙です。さすがに産経とはいえ、そこまでフリーダムではありません・・・心の1面トップはミクのために空けておきます
と
華麗に返すなど、「産経、なかなかやるな」と思わせるいい感じの流れで、夜半、中の人が
さて。そろそろ、中の人が交代しますー。皆さんお付き合いいただいて、ありがとうございました!できればあしたの朝刊も見ていただけるとうれしいです
と書いたころには、もうすっかり駅売りの
サンケイエクスプレスでも買おうかという気になっていたのですが、交代した後の担当者のつぶやきがひどい。
本当にひどい。
まず、
産経新聞が初めて下野なう(原典はこちら)
とひとこと。
続いて、
でも、民主党さんの思うとおりにはさせないぜ。これからが、産経新聞の真価を発揮するところ。(原典)
と、みごとに馬脚を現した感を醸成。
そして、
乞うご期待、ということで、13日間に渡った本ツイッターはこれにて終了させていただきます。ごフォローありがとうございました。またアレします。(原典)
と言って落ちちゃった。
「産経新聞が下野」って、産経は為政者だったの?メディアの役割は為政者を監視することじゃないわけ?
「産経新聞の真価を発揮」って、特定政党の政策を妨害すること?つか、そんな権力を持っているわけなの?
と、いろいろ突っ込みどころ満載なのですが、まあ、それは置いといて、こういう軽率なつぶやきを馬鹿な一担当者がふらっと流して(流せて)しまって、それが会社の声としてとらえられてしまい、それまで作り上げたブランドをあっという間に壊せてしまうところに、
個が立ってしまう時代のコーポレートコミュニケーションの怖さを感じますね。
新聞記者さんって、コミュニケーションのプロなんだから、こんなミスはやっぱり恥ずかしいと思います。
以て他山の石。ほかのみなさんは気をつけましょうね。
[追記 2009/8/31 13:05] これって、@SankeiShakaibu の中の人がツイッターとかインターネットをまだまっとうなメディアとして認識してなくて、落書き場所ぐらいに思っているのではないか、という気もしますね。
たとえば、本紙に同じような主旨のことを書こうとしたら絶対にデスクでストップかかるだろうし、それ以前にどんな駆け出しでもそんなこと書こうとも思わないんじゃなかろうか。
ootaharaさんのコメント: