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初代MacBookやThinkPadはブリーフケースやショルダーバッグにそのまま放り込んで持ち歩いていたのですが、MacBook Air は擦り傷が目立ちそうだし、本体リッドの磁石にクリップなどの鉄製品が貼り付いて具合が悪いのでインナーバッグを使うことにしました。
せっかくだから、鞄から取り出したときのインパクトを狙って(つかみが大事よ) MacBook の TV CM に出てくるようなマニラ封筒にそっくりのバッグ。いろいろ市販されているようですが、メーカー品切れ中などで手に入りにくいようです。しかたがないので、本物のマニラ封筒に入れてみたところ、鞄から取り出したときのインパクトは十分なのですが封筒の荒い紙や綴じ紐のハトメが擦れてよろしくない。また、マニラ封筒とはいえ所詮紙なので使っているうちに破れたりして意外と消耗が激しいようです。次に、封筒の中に薄いフェルトを貼って保護・補強してみたのですが、今度は妙にごわごわ厚ぼったくかさばってしまい、せっかく薄いAirが本末転倒。
で、封筒に貼るために買ってきたフェルトでマニラ封筒風のインナーバッグを作ってしまいました。材料がそろえば小一時間で簡単に作れて、薄くて柔らかくて長持ち。ぱっと見た目もまるでマニラ封筒。
以下、作り方です。
■材料
- お好みの色の薄手のカラーフェルト(ポリエステル) 45cm×55cm
- ボンド
- 本物のマニラ封筒(お手本用+綴じ紐のドナーとして)
- (もしあれば)キングジムの「とめまるタック」
- (お好みで)粘着テープ付きベルクロ少々
■道具
- カッターナイフ
- 三角定規一組
- 物差し、または差し金
- バターナイフ、出なくなったボールペン、裁縫用へらなど、フェルトが切れない程度にシャープで堅いもの
■あるとさらによいもの
材料が揃ったら裁断と貼り付け。写真は撮ったんだけど、展開図を描くのがめんどくさいので文章で説明します。ごめんなさい。
1) フェルトの角を直角に揃える
フェルトは手芸用品店などで切り売りしてもらいます。1.1メートル幅の反物を50センチぐらいに切ってもらって400円ぐらい(ユザワヤ調べ)。ここから2枚取れる。
お店ではたいてい目分量で切ってくれるので、切り口が直線でなく、また垂直も出ていません。反物の端にあたる辺は直線なので、ここを基準にします。直線の辺から垂直に線を2本。2本の線の間隔は43cm。この2本の線のところで裁ち落とします。三角定規と物差しを駆使して、きっちり直角になるように。
まず、反物の端にあたる直線の辺の下から三角定規の長い辺を当て、そこにもう一つの三角定規で垂直線を出す。そして、その垂直線の辺に物差しを当てて、物差しをしっかり押さえてカッターナイフで切り落とします。
この切り口の美しさと直線の正確さが仕上がりの見た目に大きく響きますので、よく切れる裁ちばさみがあればそれで、なければ物差しでしっかり押さえて、新しい刃を出したカッターナイフで一気にすっぱり切り落とします。
切り口が封筒のベロのへりと、底ののりしろのへりになります。
横方向は反物の端から55cmぐらいのところで切りますが、この切り口は貼り合わせたときに隠れるのであまり神経質にならなくてもOK。
2) 平行線の間にさらに平行線を引く
今切り落とした平行な辺の間に平行線を2本引きます。線は、バターナイフなどで強く引いて筋目をつけます。これが折り目や裁断の線になります。
線を引く位置は、下から2.5cmぐらいと36cm(上から7cm)ぐらいの位置。
3) 折り曲げ位置を決める
反物の端だった辺を右にします。この辺が封筒裏の真ん中の継ぎ目になります。継ぎ目が中心を少し越えるぐらいのところで折り曲げます。この折り線も念のため三角定規で直角を確認しながら、物差しをしっかり押さえて、バターナイフでまっすぐに筋目をつけてから曲げます。
次に左側も同様に折り曲げます。上にも書いたとおりこちらの辺は貼り合わせて隠れるので切り口はいい加減で結構。でも、くどいようだけど、折り目は端正に。これが品質感のカギ。
4) 「ベロ」とのりしろを残して切り落とす
折り曲げ位置が決まったら、封筒のふたになるベロ部分と底ののりしろを残して写真のように切り落とします。
切り落としたら筋目にあわせて折り曲げて、できればアイロンをかけて折り目をしっかりつけておきます。
5) 貼り付ける
ボンドで貼り付けます。フェルトがボンドを吸うので二度塗り。ごわごわしないように薄く広く伸ばして、特に表に見える切り口部分はしっかり端まで塗ってください。
ボンド接着の基本ですけど、ボンドは貼り合わせる両面に塗り、塗ったボンドが手にべたつかなくなるぐらいまで乾かしてから貼り合わせてしっかり圧着します。
6) 綴じ紐をつける
実際この綴じ紐を使うことはないとは思うけれど、これがないと見た目のインパクトが70%ぐらい減るのでつけておきましょう。いらないマニラ封筒から綴じ紐のハトメを丁寧に外して、作ったフェルト封筒の同じ場所あたりに穴をあけ、外した綴じ紐をとりつけます。ハトメが当たると大事なMacBookに傷が入るので、上から切り落としたフェルトの切れ端を貼って養生しておきます。
綴じ紐部分だけを貼り付け式にして売っている商品「
とめまるタック」でもいいけど、やっぱりボタンの色は赤とか茶系統がよろしい。
お好みで、ベロの裏とその向かい側にベルクロを貼り付けてできあがり。
tonotypeさんのコメント: