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首都圏の人はご存知でしょうがJR東日本が
Suica(スイカ)というカードを導入しています。
イオカードのように改札を通してその都度運賃が差し引かれるプリペイドカードの役目をして、定期券にもなるというものです。
イオカードなど既存のプリペイドカードとの決定的な違いは、使ったら後からお金を入金(チャージ)して繰り返し使えることと、「非接触型」であるということ、つまりカードを改札の機械を「通す」のではなく、改札の上に「かざす」だけでそのまま通れるというのが利点とされています。
私もオフィスが丸の内に移ってから電車通勤でJRを使うのでこのSuicaの定期券を使っているのですが、どうも具合がよくありません。スイスイ通れないのです。
Suicaの説明によると改札のカード読み取り装置から10センチ以内のカードは読み取れるということになっています。財布にカードを入れっぱなしでも、その財布ごと読取装置にかざせばカードが読み取れられて改札を通れるはずです。機械には「1秒タッチしろ」と書いてありますので、素直に毎朝、毎晩、財布を読み取り装置にしっかりくっつけているのですが、すんなりそのまま通れることがほとんどありません。真剣に数えたわけじゃないのでアレですが、すんなり通してもらえるのは4回に1回あるかないか。ほとんどの場合「ピピピピピ」とけたたましく鳴って「もう一度ふれてください」というエラー表示が出ます。具合が悪いときには何度触れなおしてもダメで、財布からカードを取り出してぴったりくっつけないと通れないということもままあります。どうも「感度が悪い」のです。
八達通カード
ところ変わって、香港の地下鉄ではSuicaと同じような仕組みを以前から導入しています。八達通(オクトパス)というカードで、今では地下鉄だけではなくバスの運賃やコンビニの買い物にも使え、とても普及しています。香港のオクトパスはとてもスムーズで、女性などはハンドバッグの中にカードをいれたままでバッグを改札にポンとたたきつけてそのまま改札をスイスイ通って行っています。
香港の地下鉄にできて、なんで日本の国鉄にできないのか!実は、香港のオクトパスも、JR東日本のスイカも、使っているのはまったく同じ、ソニーの
FeliCaというシステムです。このシステム、私がソニーにいた頃、80年代の後半にはすでに開発が進んでいて、社内報などで報じられていましたから、相当「枯れた」技術だと思われます。香港のオクトパスとJRのスイカ、いったいどういう事情でこんなに動作が違うのか、どうも納得がいきません。使いにくいったら、ありゃしない。だれか、理由をご存知の方、教えてください。
ところで、このあいだ、オフィスの入っているビルのエレベーターで、Suicaを果物(というか、野菜だそうですね)の西瓜と同じように「す」が低くて「いか」が高いアクセント(イントネーション)で発音しているおじさんがいらっしゃいました。これは、ちょっと変だと思いますです。はい。
Type-Rさんのコメント: