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私がロータスに勤めていた頃、ボストンの米国本社でマーケティングのボスだった Allen Carney が、お嬢さんの Caitlin を連れて日本にやってきました。Allen はIT業界のプロダクトマーケティングを長いことやって来たベテランで、私の Guru の一人です。彼は、ロータスの後、7年間通信関連製品の会社でマーケティング担当の Vice President を続けてきたのですが、最近その会社を離れて今は休養中。この機会に、小さい頃からずっと日本に行きたいと言っていたという18歳の娘さんを連れて親子二人旅にやってきたのです。
野球好きの Allen に、東京ドームの巨人・ヤクルト戦のチケットを取ってあげました。後で二人を東京観光に連れまわしているときに分かったのですが、野球好きなのは Allen だけではなく、お嬢さんと二人そろって熱狂的なボストンレッドソックスのファンなのでした。
「野球以外のスポーツ、フットボールとかバスケットは全然見ないの。レッドソックスだけで手一杯だから。」と娘。「レッドソックスファンはヤンキーズが大嫌いなんだ。1920年にヤンキーズが金に困ったレッドソックスからベーブ・ルースを『買って』しまってからずっと、
1918年を最後にレッドソックスは優勝できない。金に飽かしていいプレイヤーを買いあさる邪悪なヤンキーズのせいだ。」と父。続けて娘が「レッドソックスは毎年同じパターン。6月ごろまではすっごく調子がいいけど、気がついたらサイテーになってて、それでもときどきピークがあるんだけど、結局シーズンが終ってみたらダメ。」とひいきのチームをけなすという具合。なんだか阪神ファンと話しているみたいです。
日本野球の応援団、六本木ヒルズ、パチンコ屋、ゲームセンターでプリクラ……と特に騒がしいところばかり連れ歩くことになってしまいました。この後の箱根と京都は、格別静かに感じられることでしょう。