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「良心」的「真正品質」 和式牛肉飯(細)
材料の米国産牛肉ショートプレートが輸入できなくなって以来、国内では食べられなくなって久しい吉野家の牛丼ですが、海外の店舗では牛丼を普通に食べることができます。
そこで、香港ネタ第三弾。話の種に、香港の吉野家で牛丼を食べてみました。
吉野家香港のWebサイト、
香港吉野家網站によると、香港にある吉野家の「牛肉飯專門店」は24店舗。尖沙咀(シティバンクの近所)や銅鑼灣(そごうの裏)などでいつも見かけてはいたのですが、さすがにわざわざ香港にうまいものを食べに行って吉野家に入ることはなかったので、お店に入るのも食べるのもはじめてです。
日本 No. 1 牛肉飯專門店
お店のつくりは日本のようなカウンター+止まり木式ではなくて、マクドナルドなどと同じ注文カウンター+テーブルのカフェテリア式。メニューは牛丼(和風牛肉飯 - Beef Bowl)と鶏肉の中華風丼(野菜煎雞飯 - Chicken Bowl)がメイン。豚肉のメニューもありますが、日本の吉野家の豚丼ではなくて東坡肉飯。それぞれ並盛相当の「細 (Regular)」と大盛の「大 (Large)」があります。
サイドオーダーにはキムチ、味噌汁、日本茶(有料)、コーラ類など。ごぼうサラダや生卵はありません。セットメニューで20~40ドル(300~600円)程度。
朝の時間帯には、普通の牛丼のほかに、ご飯のかわりに香港のモーニングセットでは定番の「出前一丁」やチキンスープのビーフンを使って、その上に牛丼の具をのせたものもあります。13~20ドルぐらい。
テーブルの上には七味があります。紅しょうがはありません。オーダーのときに頼めば、おすしのガリのようなしょうがを載せてくれるようです。「日式牛肉飯配薑片乃日本傳統食法」だそうで。伝統の食べ方だったのか(
しょうが乗せと
唐辛子かけのプロモーションビデオ)。
八角かなにかが効いた中華風な味付けになっていたらどうしようと思ったのですが、味はオリジナルに忠実でした。なにか微妙に違いますが、日本の他のチェーンの牛丼よりはきわめて吉野家の味でした。
統計資料によると、香港での牛肉の消費量は年間9万トンぐらいでそのうち5万トンぐらいは輸入だそうです。香港もBSEの影響でアメリカからの牛肉は輸入していなくて、輸入の大半がブラジルや中国からのようです。その条件下でこのクオリティができるなら、日本でもアメリカ産ショートプレートでなくても営業できるんじゃないかしらん。
日本でもそろそろアメリカ産牛肉が解禁になりそうだし、
築地一号店では、国産牛肉を使った牛丼を今でも出している(行ったことはないけど。並盛500円)ので、「よしぎゅう」を食べるためにわざわざ香港に行くことはないけれど、何かのついでにチャンスがあったら、生卵と紅しょうがを持参してぜひお試しあれ。
センター長さんのコメント:
ご禁制品といえば、以前北米学会出張の際にお土産としてよく買ってきていた本場?ビーフジャーキ(ディスカウントショップでinspectedもの1袋7$くらい:「TERIYAKI」味がベストだと思っています)もいまでは税関没収処置となってしまったので、寂しい思いをしておりました。来年の学会(6月 サンディエゴ)までには、解禁になることを願っています。