[PR] 本ブログの商品紹介リンクには広告が含まれています

ちょっと旧聞になりますが、ソースネクストが10月31日からLotus 1-2-3を1,980円で売り出すという発表がありました。MS-DOS版の1-2-3を98,000円で売っていたころにロータスに入社した者から見ると隔世の感があります、と書いてみたものの、もう10ン年前のことですから「隔世の感」のひとつやふたつあって当たり前ですね。
私自身は自分で担当したMac版以外、1-2-3にはまったく思い入れがない (1-2-3担当はこの人) し、表計算ソフトは間に合っているのでどうでもいいのですが、1-2-3にひっそりバンドルされているロータス アプローチ (Lotus Approach) が1,980円と考えるとお買い得かもしれません。 アプローチというのはデータベースソフト、もうちょっと厳密に言うとデータベースを操作するためのフロントエンドソフト、Microsoft Access と同じジャンルのソフトウェアです。
もともとアプローチソフトウェア（だったかな？）という会社が開発・販売していたソフトを、ロータス社が会社ごと買い取ったものです。
小難しくて敷居の高い Access と対照的に、データベースの専門的な知識のない人でもデータベースを気軽に操作できるとっつきやすさと、ローカルのハードディスク上に置いたデータベースファイルを取り扱うだけでなくOracleに代表されるデータベースサーバーに接続してクライアント・サーバーシステムとして使えるのが特徴です。
それもそのはず。アプローチ社の創設メンバーは、Mac用の代表的なデータベースソフトであるファイルメーカー (File Maker) の初期の開発チームの主要メンバーとOracle出身者の混成チーム。ファイルメーカー並に簡単に使えて、本格的なクライアント・サーバーシステムが作れるWindows用のソフトを作るために会社を作ったと聞きました。血筋がいい。
Access で挫折してしまった The rest of us な方はもちろん、おうちにLinuxのサーバーを置いてMySQLとかPostgresとか目的もなく（笑）動かしているアレゲな方のための ODBC 遊びの道具に、おひとついかがでしょう？
こちらで売っています。