The means justifies the ends
通販新聞のWebサイトにこんな記事が。
《ブックオフオンライン、検索広告廃し利益10倍に、商品値下げで購入率増》
タイトルでは削減した広告費を商品値下げに回したからコンバージョンが増えたというように読めるけれど、実際は、実売につながっていない余計なトラフィックをリスティング広告から買っていて無駄になっていたので、それをすっぱり止めてみたら広告費分の5000万円の販管費が削減されて、その分純増ということですかね。
これは英断。でも、こういうケース、よくあります。
リスティング広告って、クリック課金でサイトにトラフィックが運ばれてきた時点で課金されるので、運んできたトラフィックが売上げにつながっているかどうか、コンバージョンをよほどしっかり管理しないと、売りにつながらない無駄な有料トラフィックがすぐ増えちゃう。
特に、たくさんのアイテムを扱っていたりして大量のワードを買っている広告主さんの場合、えてして原稿の管理から上げ下げの効率コントロールまでソレ専門の代理店に丸投げしてるから、客観的にレポートを見てみるとあちこち無駄だらけになってます。気づいてないけど。
それから、ブランドの固有名詞とか検索上位に出ているワードとか、本当はリスティング買わなくても十分トラフィックが来るのに、買い始めると広告からのトラフィックも来るものだから、リスティングやめたらオーガニックな検索からのトラフィックだけになって死んじゃうんじゃないかという恐怖で止められなくなってるケース。まるでシャブ漬け。
「うちは大量のワードとT&DのROIをきっちり管理できてるから無駄はない」という自信がある方は別として、お心当たりのある方は、一度、1週間だけでもいいから、特定のジャンルとかアイテムだけでもいいから、ばっさりリスティングを断ってみることをオススメします。大丈夫、死にゃしないから。
意外と、リスティングからのトラフィックなくなったのに「なぜか」コンバージョン率が上がって売上げは変わりませんでした、なんてことになりますよ。
売上げをジリジリ増やすのも大事だけど、その売上げから出る粗利分の販管費削減するほうが先、ってこともあるということで。
某社で絶賛展開中の某ブログメディアでの実証実験の結果、Live.com の Webmaster Tools にきちんと Site...