[PR] 本ブログの商品紹介リンクには広告が含まれています
昨日、Yahoo!の検索サービスがリニューアルされました(
@ITのニュース)。Yahoo!で検索をすると、これまではディレクトリの検索結果が中心に表示されていたのですが、これをYSTによるキーワード検索の結果を中心にするように変えたのが今回の目玉。
これまで、Yahoo!のディレクトリに掲載してもらうのがアクセス向上の決め手のように言われて来て、ディレクトリに掲載してもらうために有料のサービスを購入していた商用サイトも多かったのですが、このルールが一気に変わってしまいます。Yahoo!のディレクトリをメジャーなトラフィック源として頼っていた人たちには大きな影響が出そうです。
そこで、このサイトにやってくるYahoo!からのトラフィックにどんな変化があったか、眺めてみました。
このサイトはYahoo!のディレクトリには載っていませんから、Yahoo!からのトラフィックはキーワード検索の結果だけです。
先月の平均を見ると、Yahoo!からのトラフィックはだいたいGoogle (google.co.jp) からと同じぐらいでした。
それが、今日1日の結果を見ると、Googleなど、他のサイトからのトラフィックはだいたい先月までと同じレベルですが、Yahoo!からのトラフィックだけが5割以上増えています。google.comからのトラフィックを足すと、GoogleとYahoo!がだいたい同じぐらいのトラフィックを運んで来るようになって、世間で言われているYahoo!とGoogleのシェアに近い比率になりました。全体のページビューでも、ロボットなどからの機械的アクセスを除いたピュアなページビューが少なくとも2割増といった感じでしょうか。いきなりアクセスが増加しました。
Yahoo!利用者の数や利用回数、言い換えれば検索トラフィックの総量はリニューアル前と大きく変わらないと思いますから、これまでディレクトリに掲載されていたために送られていたトラフィックのかなりの部分がキーワード検索で引っかかりやすいブログなどのテキスト中心のサイトに移ってきたことが想像できます。
表通りに店を構えていたつもりだったのに、ある日突然店の前がトラフィックの少ない路地裏に変貌してしまって困っている人も大勢いらっしゃるんでしょうね。これから、新しい表通りから客を引いてくるポン引き役(失礼)のリスティング広告が売れるわけだ。
Yahoo!の検索エンジンそのものもYSTに変わってからとてもいい検索結果を出すようになりましたし、特に最近になって、ブログに新しい記事を書いてからそれが検索結果に表示されるようになるまでの時間がたいへん短くなりました。書いた次の日にはYahoo!からのトラフィックが
検索キーワードランキングに現れ、Googleが3~4日遅れて出てくる、という感じです。
Yahoo!、恐るべし。