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4月のアタマに人間ドックに行きました。ここ数年言われることは決まっていて「γ-GTPが高めなのでアルコールは少し控えめに」を基本線に、年によって「ちょっとコレステロールが上昇気味」とか「中性脂肪が……」といったおまけが付きます。
去年あたりから食べる量に少し気を遣ってきて、体重も少しずつ20代のころのベストウェイトに近づいてきてますから、今年はコレステロールとか中性脂肪を指摘されることは無いだろうとたかをくくって、検査後のお医者さんの問診をキャンセルして、さっさと会社に戻って仕事を片付けていました。
スケールアウト
すると、その日の午後、検診センターのナースさんからあわてた様子の電話があって「すぐに主治医の所にいって検査を受けろ」とのこと。肝機能を示す数値にものすごい異常があると言うのです。聞くとGOTが600オーバー、GPTも200ちょっと。確かに普通じゃありません。
GOTやGPTは、肝臓などの細胞が壊れているときに、血中濃度が上昇する酵素だそうです。40とか、そのぐらいの値を超えると異常とされ、例年20あたりで安定していたのですから、600とか200とかいうのは素人目にも不気味なぐらい異常です。この数値だけ見ると急性肝炎などでその場で「まっ黄色」になって倒れていても不思議ではない数値だとのこと。
数値はものすごいのですが、人間ドックで調べた肝臓のエコー(超音波で見た臓器の影)にも問題はないし、ウイルス性肝炎の抗体検査もネガティブということで、なにか服用している薬に問題があるのではないか、という話でした。
薬といえば
耳鳴りの薬以外に心当たりがありません。早速、この薬を処方してくれた病院に電話をして聞いてみました。ところが「本当に他の薬は飲んでないのか?」とか「そんな大騒ぎをするようなことではないから、なにかのついでに聞きに来い」と、まったく相手にしてくれません。埒が明かないのでここの病院は避けることにしました(医療機関への不信なんて、実に簡単なことから起こるものですね)。
自宅の近所の内科の病院に行ったところ、とりあえずその疑わしい薬とアルコールもやめて肝機能の数値のチェックを続けようということになり、禁酒する羽目になったわけです。やれやれ。
原因の疑いがあるものを両方止めてしまってはどちらが原因だったのか分からないから、どっちかだけをとめたほうがいいんじゃないか、と一瞬思ったのですが、自分の身体で「理科の実験」をする気分でもなかったので、おとなしく指示に従って3週間。その結果、肝機能の数値は見事に元通りになりました。
3週間の禁酒で、下げ止まっていた体重がすっきり落ちました。さらに、肝臓が元気になったのか、少々深酒をしてもまったく体調に響かず絶好調です。唯一困るのは、耳鳴りの薬を飲めないので、そっちの症状がまた強くなってきたこと。これは薬に頼らない対処を考えろということですかね。
というわけで、教訓。
・たまには集中的に禁酒するのもいいもんだ
・メイラックスかケタスのどちらか、(少なくとも私の場合)GOT/GPTを異常に上昇させることがあるようだから、避けるべし
「耳鳴り」とか「メイラックス」なんていう
キーワードで検索してこのBlogを読みに来ている方も多数いらっしゃるようですが、お気をつけくださいませ。老婆心ながら。
miyanoさんのコメント: