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“
I feel Coke.”に続き、日本語ネイティブなら誰でもやらかしそうな、よくある英語の間違いシリーズ。
友達に「ね、どう思う?」とか、ビジネスの相手に「この件について、あなたはどうお考えになりますか?」とか、相手に「どう思う?」と尋ねるとき。「どう」=「どのように」だから、“How 〜?”で、「思う」=「思考する」だから “think” だな、というわけで “How do you think?”ってやってしまいがち。これは、笑われます(笑われました)。
この場合、“What do you think?”が正解。「いかに」ではなく「何を」と尋ねないといけません。
“How do you think?”という文も、文法的には成立するんだけど、意味がまるで違う。たとえば、どうやって動いているのか仕組みがわからないカラクリがあって、その仕掛けを知りたいとしましょう。「これどうやって動いてるの?」という意味で“How does it work?”と聞きますけど、これの、「これ (it)」 が “you’ に、「動いてる (work)」が “think” に入れ替わったと思ってください。つまり “How do you think?”だと「あなたはどういう仕掛けで(物事を)考えるのか?」とか「あなたはどういう方法を使って考えるのか?」ぐらいの、ずいぶんとテツガク的な質問と取れる。
気の利いた相手なら「んー。そうだな、脳細胞を使って考える」とか「熱いコーヒーでも入れて、ソファにゆっくり腰掛けて目をつぶって考えるかな」ぐらいの返事はしてくれるかもしれない。
ま、通じますけどね。よくある間違いだし。でも、気をつけるに越したことはないと思います。
What do you think?