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所用で京都と奈良の間あたりに来ています。
このあたりは有名な学術研究都市で、町並みというか建物と道路の風景は筑波あたりにも似ていて、地名も○○台2丁目とか、そこらのニュータウンと変わりないんですけど、ふとあたりの地図を Google Maps で開いてみたら、すぐ近所に、まるで丸善の催し物コーナーで売っている古地図か、子供の頃に田舎の祖父母の家で見た国土地理院の二万五千分の一の地図でも見ているような、なんとも不思議な気持ちにさせる一帯がありました。
古地図でも見ているような地名だらけ(Google Maps は
こちら)
荘園の跡なんでしょうか、ほんの2〜3キロ四方の中に、おそらく今までの歴史的経緯とか地形に沿って、一見ランダムにちりばめられたおどろおどろしい曰く因縁のありそうな地名がぎっしり。それぞれにどういう歴史があるのか、想像力を働かせたくなりますね。
このなんともアナログで生き生きした地図にに比べて、自分の住んでいるあたりの、行政が機械的に作ったような無味乾燥な地名が並ぶ地図のなんともつまらないこと。
やぎぬまさんのコメント:
私が昔住んでいた辺りでも、昔の歴史を感じさせる地名がほとんど消えてしまって、赤坂、六本木、虎ノ門、西麻布などに統一されてしまいました。
谷町、箪笥町、竜土町、三河台、巴町、八幡町、飯倉、材木町、日ガ窪、恋ガ窪、狸穴・・・なんてどこに行ってしまったんでしょうね。
神谷町でさえも地下鉄の駅名で残っているだけだし、霞町や高樹町はまだあるんでしょうか?
池波正太郎の「剣客商売」に登場する地名がとても懐かしくなります。