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The means justifies the ends

典座教訓と博多のうどん [すめ]

食べる事も料理を作る事も好きなので、料理の本は割とよく手に取るのですが、最近少しずつ読んでいるのは『典座教訓(てんぞきょうくん)』。
永平寺を開いた道元が、禅寺で料理を作る典座さんの心得を書いた本ですが、この文庫本は、元の漢文、その読み下し、現代語訳、解説が並んでいて、私のような門外漢にもとても読みやすい本です。
精進料理を作ること自体を禅の大事な修行として説いてあって、なんと言いますか、精進料理では食べ物と食べる人を大事にするからこそ、きちんと手間をかけて、気を使って“凝った”料理をしないといけないのだ、といったようなことにいまさら気がついて一人で感動しているわけですが、今日の本題は精進料理の事じゃなくて博多のうどんのお話。 以前にもみやけうどんの話のときにちらっと書きましたが、博多ではうどんのかけ汁のことを「すめ」と言います。
辞書にも載っていないし、Google様で調べてもほかの地方ではそういう呼び方はしないようだし、語源はなんだろうかとずっと気になっていたのですね。

で、典座教訓がきっかけになって精進料理のことを少しずつ勉強していたのですが、精進料理の一種の普茶料理(黄檗の中国風しっぽく精進料理ね)のメニューを見ていて、寿免(すめ)というのを見つけました。ある種のすまし汁のようです。語源に一歩近づいた気がします。
でも、普茶料理はメニューって、麻腐(まふ)だの浸菜(しんつぁい)だの雲片(うんぺん)だのと、中国風の名前と読み方なんですね。その中で「寿免」と書いて「すめ」と読むのは、ちょっと中国語っぽくないような気もします(中国語も門外漢なので、素人の勘なんですけど)。まだ先がありそうです。

さて、どっち方面を調べたらいいのやら。

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