The means justifies the ends
HTTP通信の結果を示すステータスコード。
404 といえば、おなじみ “Not Found”。ページが見つかりません。
401 は、アクセスするために認証が必要なことを示す “Unauthorized”。これを受け取ると、ブラウザは Basic 認証などのユーザー認証を求めるダイアログボックスを表示します。
それでは 401 の次の 402 は何のステータスだか、ごぞんじ?
Photo: HTTP Status Cat by Tomomi (CC BY 2.0)
今月号の Wired に載っていたこの記事で知ったんですが(このブログ記事のタイトルにもあるとおり)402 は “Payment Requred”。
Shouldn’t We All Have Seamless Micropayments By Now? -- Zeynep Tufekci / Wired
HTTP を設計した World Wide Web の父母たちは、ページごとに値段をつけて有料でアクセスさせることを想定していたんですね。
Wikipedia によると、ページにアクセスするときにデジタルキャッシュやマイクロペイメントでお支払いするユースケースを想定していたと思われるのだけど、実際にはこのコードは使われずに「将来のためにリザーブ」の状態のまま今日に至っていることはご存じの通り。
今からでも遅くないから、どんなWebメディアでも、どこのコンテンツホルダーでもWebコンテンツにオープンに使えるマイクロペイメントの仕組みを普及させて、ユーザーが402のコードを返すページを開くとブラウザが支払ボタンを表示して「チャリン」と払えるような世の中を作って、マイクロコンテンツ界のPayPalだかAmazon Payだかになるっていうのは、どうでしょう?
コンテンツの流通管理や対価の支払いトランザクションの仕掛けにはブロックチェーンでもなんでも使うといいと思うけど、「ブロックチェーン言いたいだけ野郎」どもが群がってくるといやだなあ。できるものもできなくなるような気がする。
まっとうな志をもって、作りたいね。