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Google Mobile Gateway っていうサービス、ご存じですか?
PC ブラウザ用の大きなページを、携帯電話などの小さな画面で見やすいように変換して見せてくれるサービス。
携帯用 Google で検索結果をクリックしたときに、見つかったページを見やすくするためにこのゲートウェイ経由で表示してくれるので、知らないうちにお世話になっている人も多いと思う。
先日ご紹介した iPhone 用の Twitter クライアントの Fastweet でも、Twitter のつぶやきの中の URL のページを開くときに、デフォルトではこのゲートウェイを使うようになっています。
大きすぎたり複雑な構成だったりして、そのままでは携帯ではとても読めないような大きなページが、いとも簡単に読めるようになる便利なサービスなんだけど、大手の Web サイトの中にはこのゲートウェイ経由でページが読めないようにあえてブロックしているところもあるんですね。
たとえば
asahi.com。ゲートウェイ経由で開くと
こんな感じ。「お使いの環境からアクセス先のページは表示できません。」と表示される。これは、asahi.com 側でブロックしていると思われます。
こういうサイトは携帯で検索してせっかくみつけても、人から Twitter で教えてもらっても、開いて読むことができません。がっかりです。
サイト運営者サイドに立ってみても、これ、実にもったいないと思うのです。
ブロックしたいという気持ちも分からなくもありません。たぶん、このゲートウェイ経由で見ると、ページ上の広告がスキップされてしまうからムダなページビューになっちゃうとか、自分ちのページを勝手に変換かけて表示されるのは著作権者として看過できないとか、そういった理由なんでしょうね。
でも、そんな小さな理由のために、わざわざ携帯端末みたいな快適でない環境からでも敢えてページにアクセスしようとトライしている、とっても“忠誠度”の高いアテンションをわざわざ排除するのは、サイトへの信頼度、依存度といったブランド価値を自ら下げてしまっているんじゃなかろうか。
ゲートウェイ経由のアクセスを排除したところで、PC からの広告付きのページのインプレッションが増えるわけでもなく、逆にアクセスを許してもネットワークやサーバーの負荷の大きな部分は Google が背負ってくれているわけだし、あえて排除する理由はないと思うんですけどね。