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The means justifies the ends

スカッとさわやか [コカ・コーラCMソング集 1962-89]

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iPod Shuffleが発売された日に名古屋栄のアップルストアで買ってきたというバンドー提督が「iPodはシャッフルモードで聞くと、いいもんだ」と力説していたので、だまされたと思って自分のiPod miniをシャッフルモードにしてみたら、確かにこれはいい。聞き慣れたアルバムの曲順ではなく、いつも意外な曲が流れてきて、実に新鮮。志ん生が“芝浜”を「夢になるといけねぇ」と下げた後にすかさず“Across the Universe”がフェードインしてきたときは、乱数が繰り出した選曲の妙におもわず涙ぐんでしまいました。いや、ほんと。
さて、シャッフルモードで聞くiPodに、ぜひ入れておきたいCDがあります。コカ・コーラCMソング集 1962-89というタイトルが示す通り、日本で1962年から1989年の間にオンエアされたコカ・コーラのCMソングをぎっしり詰め込んだ2枚組のCDです。 このCDをiPodに混ぜてシャッフルモードにしておくと、お気に入りの曲の合間に、ときどきスポットCMのようにいろんな年代の懐かしいコカ・コーラのCMソングが飛び込んできて、シャッフルの妙味がさらに高まること請け合いです。

こうやってまとめて聞いてみると、コカ・コーラのCMソングは、その時代の旬のミュージシャンが「お前ら、とにかくコカ・コーラを飲め」という統一のメッセージをどうやって個性的に聞かせるか(年によっては、同じ楽曲を複数のアーティストが違うアレンジで)競っていて、渾身・珠玉のJ-POPコカ・コーラ・トリビュートという感じ。
アレンジや音作りのバリエーションも豊富で、まるでJ-POPの流行りもの年表みたいです。タイコの音作りひとつをとっても、モータウン古典風→ハイハットにフェーズシフターでおサイケ→左右に広く定位→スネアにゲートリバーブ→シモンズ→ドラムマシン→アンビエント風、ってな具合(違うかもしれないけど、ま、とにかくそんな感じ)に移り変わっていくのがシロートの私にもよくわかります。

個人的には、ムーンライダーズの“Yes Coke Yes”が、発売直前にお蔵入りになった“マニアマニエラ”というアルバムと、その直後に急遽レコード会社を移籍して作った“青空百景”といアルバムの間をつなぐミッシングリンクだったんだなぁ、と再認識したのが大きな収穫でした。そんなマニアックな話、どうでもいいですか。そうですか。

コメント

kemukemuさんのコメント:

こんにちは。
大道芸観覧レポートという写真ブログをつくっています。
コカコーラの昔の広告についても
とりあげています。
よかったら、寄ってみてください。
http://blogs.yahoo.co.jp/ke...
2007/1/20 19:12

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