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Mac miniを買ったとき、発売日にあわててamazonで買ったので、無線LANを内蔵したBTOがまだ用意されておらず、なにも付属品なし、メモリも最小のいちばん安い構成のモデルを選びました(ちなみに、今はamazonでも
無線LAN―Apple的にはAirMac―付きのBTOモデルが買えます)。
どうせRAMはあとから自分でサードパーティ製の大容量のものに差し替えた方が安上がりだし、Mac miniを置く場所は無線LANが必要なんですが、無線LANなんてそこらで売っているUSBのアダプタが使えるだろうと、深く考えずに購入ボタンをクリックしました。ところがこれが大間違い。
メモリは、お好み焼きのコテとバターナイフで筐体をこじ開けて無事に安上がりに増設したのですが、無線LANがくせ者。純正の内蔵スロットは独自仕様で、あとから追加するオプションはずいぶんと高そうだし、サードパーティから安い互換品が出てくる気配もないし、Windows PCではごくあたりまえに2、3千円で買えるUSB接続の無線LANアダプタが、Mac用にはほとんどない。あってもバカ高い。
無線LANにつなぐには、内蔵の有線LANポートを市販の無線LAN-イーサネットコンバータにつなぐのが一番手頃そうですが、それでも
一番安いやつで9,000円ぐらい。本体の価格を考えると、ちょっと二の足を踏むバランスの悪さです。
で、PC用の安いアダプタを使う方法はないものかと、ちょいとネットをさまよってみると、世の中似たようなことを考えている人はいるもので、いいページを見つけました。
このページなんですが、Macで使えた実績のあるPC用USB無線LANアダプタと、そのアダプタの中のチップのメーカー名、使えるドライバを一覧にした表です。
これを見ると、
IOXpertsと
OrangeWareというところが、MacでPC用USBアダプタを使う汎用ドライバを開発して市販している様子。ドライバの値段は30ドルぐらいのようです。
でも、この表をもうちょっとよく見ると、さらに魅力的なものにたどり着きました。Mac用のBluetoothや無線LANのアダプタをけっこういい値段で売っている
D-Link社の無線LANアダプタで、DWL-122というもう売っていないモデルがあるのですが、そのアダプタ用のドライバの1.4.7というバージョンが、なぜか
よそのWebサイトに公開されていて(ちょっと、グレーな香り)、その説明によるとこのバージョンのドライバはなぜか他社製のいろんなUSB無線LANアダプタを認識してくれるらしいのです。PC用のUSB無線LANアダプタでは比較的良く使われているIntersil社のPrismというチップを使っている無線LANアダプタは使える可能性があるようです。
で、
先ほどの表に戻ってPrismチップを使っているアダプタを探すと、たまたま以前アメリカで買って来て、今は使っていないマイクロソフトのMN-510というアダプタがPrismを使っていると書いてあります。
早速ドライバをダウンロードしてインストールし、USBポートに件のアダプタを挿してみたところ、すんなり動いた!
そんなわけで、無事Mac miniが無線LAN化されました。Mac miniに無線LANをつなぎたいけどお金はかけたくないという方、
この表を片手にPrismチップを使っている802.11b (11Mbps) の古いUSB無線LANアダプタを探してみましょう。うまくすると、使えるかもよ。だめな場合でも、さらにInfo.plistというファイルをいじって、そのアダプタのシグネチャを書き込めば使える可能性があるようなので、しぶとくお試しあれ。
そうそう。USBに無線LANアダプタを挿したまま電源を入れると、いつまでたってもドライバがアダプタを認識してくれないことがあります(認識しないと、メニューバーの無線LANアイコンがいつまでたっても黒くならずグレイのまま)。そういうときは、一度アダプタを抜いて挿し直せば認識してくれます。
[2005/9/8 追記]
その後、より高速な802.11gのUSB無線LANアダプタでもMacで使えるものがあることを知りました。くわしくは
こちら。
[2006/9/19 追記]
さらにその後、販売元が正式にMac OSサポートを表明してドライバを同梱しているUSB無線LANアダプタが発売されたので、試用してみました。くわしくは
Macの経済外部性 [Mac用USB無線LANアダプタ]をご参照ください。