毎年恒例、北海道・標津の忠類川への鮭釣り旅行の準備をしています。
「サケ・マス有効利用釣獲調査」の従事者証は
忠類川のオフィシャルサイトから申し込み(うそ。ほんとは、藤本さんが手配してくださいました)、航空券とホテルは
東北海道トラベルのパッケージツアー(見積もりフォームの備考欄に「higuchi.comを見た」と書くとさらに割り引きしてくださるそうです)で格安手配済み。
今は、夜な夜な忠類川オリジナルのフライ、
「カムイチェップ」と「クリオネ」を生産備蓄しているところです。
同行者の中から「フライの巻き方、忘れちゃったよー」という声が上がりましたので、今日はこの秋忠類川に行くお友達限定、図解カムイチェップフライの巻き方講座。
フックは、オリジナルではTIEMCOのTMC700の#6サイズ。ここでは、新宿のサンスイの在庫処分で大安売りしていたMUSTADの36890 (#8) というサーモンフライ用フック (リマリック、ループド・アイで、それっぽい) を使用。
シャンクの中央からちょっとアイ寄りに、ウェイトのレッドワイヤー (No. 5) を10回巻いて、その上からスレッドをアイからお尻のほうへ巻いて行きます。
テールはラビットファー。細く切ってあるゾンカーストリップというやつを買ってくるか、シートを革の方からカミソリで細く切ってゾンカーストリップを自作する。2センチぐらいの長さに切ってフックのお尻のほう、ウェイトのすぐ後ろから巻き止める。
同じく、ウェイトの後ろに、シルバーのティンセルと赤いシェニールの先っぽを巻き止めてから、スレッドをウェイトの上をアイの方へ巻いて行く。
ウェイトの上をアイの方に向かってシェニールを巻き付け、アイの後ろでスレッドで止める。アイの後ろには余裕を持って隙間を空けておくこと。シェニールを止めたら、その上からティンセルを巻いてリブを作る。ティンセルはシェニールと反対の回り方で巻き付け、これまたアイの後ろでスレッドで止める。
アイの後ろ、下側に、ラビットファーを切って止めて、レッグを作る。テールは革ごと使ったけど、レッグは毛の部分だけを使う。
今度は上に、トゥインクルかフラッシャブー(細くて、ゆらゆら、きらきらしてるやつ)を一束巻き付ける。
トゥインクルの上に、マラブーをとりつける。マラブーは一度にたくさんつけると、取り付けがむずかしいし、バランスが悪いし、とれやすくなるので、1枚ずつ重ねていく。巻き止めたマラブーのヘッド側を切るとき、切断面が斜めになるようにすると、ヘッドが形よく丈夫にできる。
マラブーを止めて、ヘッド側の余ったマラブーを切り捨てたら、その上からスレッドを巻き付けてヘッドを作る。スレッドを巻き終わったらウィップフィニッシュでスレッドを結んで、その上からヘッドセメント(透明マニキュアを愛用中)で固めてできあがり。
みんな、がんばって作りだめしてねー。
Itsuoさんのコメント: