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騒ぎを大きくするのに
少し加担しちゃったという自覚はあるので、この話題には触れておきます。
報道等によると、ストリートビューを改良するそうです。改良点はざっくりと4つ(順不同)。
- カメラの高さを245cmから205cmへと、40センチ下げる。撮影済みのところも、後から順次低いものに差し替える。
- ナンバープレートにぼかしを入れるための機械処理を日本でも始める。
- 画像削除依頼などのお問い合わせのための専用電話窓口をナビダイヤルで設置する。
- 表札だけぼかして欲しいという要求にも応じる
ナビダイヤルでの電話窓口運営は人件費が固定費として必要だろうし、中の人によると表札だけぼかすのは機械じゃ無理なのでいちいち手作業らしいし、いつものグーグルのスタイルだったら「本質的ではないからコストはかけない」と判断しそうな部分に工数とお金をかける決断に思えます。このご時世、利益を直撃する固定費の増加は、経営的には少しでも避けたいはずですからね。
車道から3メートルと離れていないところに大きなガラス窓がある住宅に住んでいる者としては、それでもやっぱり我が家の前の写真が公開されたら(まだ幸い
カバーされてない)やっぱり気持ち悪いし、たぶん削除依頼しちゃうと思いますけど、それはそれとして、今回の仕様変更について説明しているPMの
河合さんのブログエントリーは個人的に応援姿勢。
グーグル様って、人的リソースの制限なのか恣意的なのかは分からないけど、広報からのメッセージも何をやりたいのかできるだけ知らせないようにしていて、中に生身の人間がいることすらできるだけ感じさせないかのような木で鼻をくくったような対応が持ち味なんだけど、これですごく損をしているところがあるといつも思っているのです。
実際には中の人も人の子で、本当に情熱を傾けて「これを実現したいんですぅ」という思いに駆られていろんなサービスを作って提供しているはずなんだけど、それが見えないために「なにやらかすのかわからん」と思われている面があるんじゃなかろうか。
ま、昔のIBMとかMSとかもそんなころがあって、「Arrogant なのはいかん」みたいな反省があって、だんだん変わってきたと思うので、一過性のものかもしれないけれど。
で、上の河合さんのエントリーは、そんな会社のスタイルのなかで、せいいっぱい「やりたいこと」とか「思い」を伝えて説明しようとしている気がして、個人的にはちょっといいなと思ったのでした。こういうコミュニケーションスタイルは好きです。はい。
通りすがりの者さんのコメント: