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カラフトマスのメス
夏休みをいただいて、恒例の標津、
忠類川の鮭釣りに来ています。今年はシーズン前半にピークを迎えるカラフトマスの当たり年で、後半のシロザケが比較的低調という予測もあり、急遽やってきました。
みなさんの釣果を見る限り、まだシロザケはごく少数で、カラフトマスがよく釣れています。特に下流の河口近くでは産卵前のきれいなマスがちょろちょろと上がっている様子。
全般に水の量は多めで、川を歩いて渡れる場所を探すのも難儀するぐらいなので、フライやルアーをしっかり川底まで沈めるのが吉。いつも使っている Teeny のフライラインだと、T-300 でもまだ軽すぎて、T-400 ぐらいがちょうどいい感じです。
カラフトマス♂ 背っぱり
で、調子に乗ってガンガン釣っていたら、やらかしました。竿が折れました。

折れた
お気に入りの
忠類川スペシャルのフライロッド(2本目)。スレでシッポに針をかけてしまったカラフトマスを引き上げようとしていたときに、マスがすごい勢いでシッポを振って抵抗したとたんに、穂先から2番目の継ぎ竿がパキッと音を立てて折れちゃいました。
荷物を軽くしようと思ってスペアの竿も持たずに来てしまったので、まだ朝の7時なのにやることがなく、河原でひまつぶしをする羽目に。でも、折れたロッドを見ていたら、短い棒にコルクのグリップとライン代わりの毛糸をつけた練習用ロッドに似ている気がして、試しに折れたロッドにフライラインを通して振ってみました。
ラインの先が重たいことも手伝って、6フィートぐらい、しかも、根本の堅い部分だけしか残っていないロッドなのに、けっこうラインが前に飛びます。丁寧にホール(フライロッドを振るときに、ラインを手で引っ張って逆方向にテンションをかけて、ラインスピードを増すことで遠くまでラインが飛ぶようにする動作)をかければ、川の向こう岸ぐらいまではフライを届けられるようになりました。
フライが思ったところに流せるようになれば、魚はかかります。あとは、竿に余計な負担をかけないように気をつけながら丁寧に魚とやりとりして引き上げれば、どうにかつりになるもんです。
折れた竿でもフライフィッシング
結局、折れたロッドでも午前中の3時間ぐらいの間に10匹ぐらいのカラフトマスを釣り上げることができたのでした。
遠くから見た人は「なんであの人はあんなに短い竿で、一生懸命ダブルホールしてるんだろう」と思ったんじゃなかろうか。
珍しい釣りを経験させていただきました。
いつものように、宿泊は
ホテル川畑、夕食(飲み)は「居酒屋さわ」と「武田」で決まりです。
やぎぬまさんのコメント:
それにしてもフットワークがいいですねえ。
折れたロッドで爆釣だなんて、さすが名人、もはや神業の域に入ってますね。
当たりフライは? 赤ですか、なすび色ですか?
さて、私もT400をリールにいれなくちゃ・・・。