プライムタイムのテレビ、番組と番組の間の20:54とか21:54とかにミニ番組が挟まってますよね。
あれって、いつから始まったんだっけ?昔は1時間番組って言ったらきっかり60分の枠か、間に小さいニュースとか入ったとしてもキリよく55分からだったよね?どうしてみんな揃って54分からの6分間っていう中途半端な長さになったの?なんて思っていたら、ちゃんと理由があるんですって。


コマーシャルの枠を時間で売っている民放としては、できるだけ多くのコマーシャルを流せるようにしたいわけですが、テレビ番組の間にどれだけコマーシャルをはさんでいいかは、日本の場合、民放連(日本民間放送連盟)が決めた自主規制で決まっています。
民放連の放送基準第18章によると
(149) プライムタイムにおけるCM(SBを除く)の時間量は、下記の限度を超えないものとする。その他の時間帯においては、この時間量を標準とする。ただし、スポーツ番組および特別行事番組については各放送局の定めるところによる。
5分以内の番組
1分00秒
10分以内の番組
2分00秒
20分以内の番組
2分30秒
30分以内の番組
3分00秒
40分以内の番組
4分00秒
50分以内の番組
5分00秒
60分以内の番組
6分00秒
60分以上の番組は上記の時間量を準用する。
(注) プライムタイムとは、局の定める午後6時から午後11時までの間の連続した3時間半を言う。
1時間の番組を作ったらそこに付けられるコマーシャル枠は最大6分なわけです。ところが、これを54分と6分に切り分けて小さな番組枠を挟むと、54分の番組の分として今まで通り6分のコマーシャルを流せる上に、6分の番組の分として新たに2分のコマーシャル枠が作れることを発見した人がいるんですね。
6分が8分に増えるので、単純にCMの放映時間で比べても3割以上の収益機会の増加というわけ。
これが55分と5分の配分だと5分以内の番組のCM枠は1分しか許されてないから、6+1=7分までしかCM枠がとれません。もったいない。しかも、5分枠でも6分枠でも、タイムCMの時間を差し引いた正味の番組部分の尺は4分間で、制作コストも同じ。なのでミニ番組の長さは6分じゃないといけないのです。

この話を教えてくださった某ジャーナリスト氏によると、この濡れ手に粟の増収法のおかげでその局(8チャンネルあたりだったかな)の営業成績はぐんと伸びて、これを発明した人は局内での地位もぐんぐん上がって、ついには会長になっちゃったとか。いや、めでたい。