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Antquarium ()
昨日の昼休み、銀座の博品館に行って
Antquariumを買ってきました。以前何かで読んで気にはしていたのですが、
うじいえ師匠が買ったという話を読んで火がついてしまいました。
アントクアリウムは、アリを入れておく小さなアクリルの水槽です。中には土ではなくてブルーの透明なジェルが入っていて、アリはそのジェルの中に巣を掘ります。アリの巣の様子が透けて見えるというのがウリ。アリが全滅しても巣穴の空いたジェルはオブジェとして残せます。ジェルはアリの栄養源にもなっていて、働きアリ4、5匹で数ヶ月~1年ぐらい生き続けるそうです。
アリは商品には含まれていないので、どこか近所から調達して来なくてはいけません。オオクロアリなど大き目の種類が良いそうです。しかも、同じ巣の仲間をまとめて拉致しないといけないそうです。
子供の頃は、何時間も飽きずにアリを追いかけてみたり、アリの巣の構造を調べるために爆竹で爆破したり、水害時のアリの対応を調べるために巣に水を流し込んだりと、アリとの付き合いは深いつもりです。アリの生態についてはそれなりに自然の勘が働きますので、アリ集めなんて造作も無いことです。
うちのマンションのささやかな植栽の周りには小さなアカアリしかいなさそうだったので、裏の小学校にアリを探しに行こうかとも思ったのですが、小学校に忍び込んで地面をいじっている中年男はどう見ても怪しいので却下。ジョギングコースの池上本門寺の雑木林はいかにも大きいアリがいそうなのですが、持って帰ってくる間にジョギングの振動とストレスで全部くたばってしまいそうです。
ジョギングから帰ってきてマンションの駐車場と裏の小学校の間のブロック塀をふと見ると小学校から紛れ込んできたらしい大き目のアリがうろうろしているので、こいつらを狙うことにしました。
アリがブラウン運動をしているあたりに蜂蜜を少したらすと、すぐに気付いて吸い始めました。しめしめ。こいつがすぐに巣に戻って仲間を呼び寄せて、あっという間に仲間だらけ……になりません。5分経っても10分経っても蜂蜜を独り占めして、微動だにせずチュウチュウやっています。仲間を呼びに行く気配もありません。アリは勤勉で協調性の高い生き物だという幻想が、アリの生態に詳しいつもりだった自信といっしょにもろもろと崩れていきます。
そうこうしているうちに、この地域でドミナントな小さいアカアリが蜂蜜に気付いてたかりだし、クロアリを追い払ってしまいました。そろそろ出社しないといけません。時間切れです。また、明日、ジョギング後に再挑戦です。
私、なめておりました。都会の忙しい生活の中では、望みどおりのアリを捕まえるのもなかなか楽なことじゃありません。
takemagさんのコメント: