The means justifies the ends
Wired誌の記事で見つけた、スイスのコーネリア・ヘッセ=ホネッガー (Cornelia Hesse-Honegger) という女性科学イラストレーターさんの作品。
この方、チェルノブイリ原発の事故の後、現場近くで見つかる昆虫(特にカメムシ)の奇形を、緻密な科学イラストで描き続けているらしい。
チェルノブイリはともかく、普通のそこらの原子力発電所の近くでも昆虫の奇形はわりと頻繁にあるらしくて、そのショッキングな姿を描きためていらっしゃいます。
ご本人の公式サイトから、いくつか引用してきましたのでご覧ください。
<%image(20100519-cornelia2.png|316|465|左眼の奇形)%>
スイス、ミュンスタータルの原発付近にいたカメムシ。左眼が奇形、というか、複眼がウニになっちゃってますよ。
<%image(20100519-cornelia3.png|316|465|Squash Bug)%>
ドイツ、グンドレミンゲンの原発付近にいたハバヒロヘリカメムシ。左頭部と左触覚の奇形。
<%image(20100519-cornelia4.png|316|465|Scentless Plant Bug)%>
スイス北部、アールガウ県ビューレンリンゲンの原発付近にいたアカヘリカメムシ。左のさやばねの奇形で、なんだかわけの分からない形になってます。
<%image(20100519-cornelia5.png|316|465|Pentatomidae)%>
フランス、ラ・ハーグの核燃料再処理工場付近にいたカメムシ4匹。羽の奇形。
と、まあ、こんな感じ。
公式サイトには、もっとたくさんの作品が並んでいるので、ぜひ覗いてみてください。
昆虫は生育上の奇形が比較的多いという話を聞いたことがありますので、すぐに低レベル放射能の影響と決めつけるつもりもありませんし、声高に「原子力エネルギー反対!」とか騒ぐのは本意ではありません。でも、いろいろと、もやもや、むずむずな感じです。
センター長さんのコメント: