総額8000万円のセットで聴いているのは……
総額8000万円のセットで聴いているのは……

先日ゆるーく募集した、超弩級オーディオセットが試聴できるサロン「アリストクラト」で、いつも自分が聴いているCDを持ち込んでン千万円のセットで聴いてみるという会を、去る5月10日に行いました。
音楽好き、オーディオ好きの錚々たるブロガーの皆さんにこぢんまりとお集まり頂いて、持ち込んだCDとオーディオセットをとっかえひっかえ、わいわい言いながら聞き比べてみました。
試聴の感想などは、それぞれのみなさんがブログなどにアップされたらおいおいご紹介しようと思いますが、今日は簡単に会の様子など。


Perfume
CDトランスポート(お皿を回す機構部分)だけで400万円オーバーの dCS Scarlatti で回しているのは Perfume!
ちなみに、このトランスポートの中のCDドライブの機構は日本のEsoteric製。
Solution
それにつながっているスピーカー KEF 社の Muon をドライブする Solution のパワーアンプはセットで1300万円。
CD
持ち込んだCDの数々。
今回、アリストクラトさんに用意してあるアナログレコードコレクションの中からも何枚か聴かせて頂いたのですが、特におもしろかったのがコレ。
Hey Jude
ビートルズの Hey Jude を、日本の東芝EMI盤、ドイツ盤、デンマーク盤で聞き比べてみたのです。マスタリングカッティング(Twitterでご指摘いただきました。マスタリングじゃなくて、マスターからの原盤のカッティングですね)が違うだけなんだそうですが、笑っちゃうぐらいに音が違います。日本の盤は音がペラペラで、音楽自体がものすごーく貧相。まるで別物。こりゃ、日本盤買った人、だまされてるよ。
子供の頃「洋盤のほうが音がいい」なんて聞かされてきたけど、こういうことね。
Artus
使ったレコードプレーヤーは例のやつ。Transrotor Artus、1800万円強。
Caliburn
Avangarde のホーンスピーカーにつながっているレコードプレーヤーは Continuum の Caliburn。こっちは、トーンアーム込みで2000万円以上。
Glass Master
で、そのシステムのパワーアンプ Glass Master。前回の記事では片方200万円ぐらいと書きましたが、訂正。ペアで462万円だそうです。
訂正ついでに、このシステム、前回の記事では4000万円はくだらないだろうな、なんて的外れなことを書いてしまいました。正しくは全部で8000万円オーバーでした。
ケーブル類とラックだけで2000万円もするんだもの。ま、誤差範囲ね。
個人的には今回の試聴でいちばんうれしかったのは、CDという規格が世に出た1982年に発売された、ムーンライダーズのマニア・マニエラという盤を聴くことができたこと。
マニア・マニエラ
このアルバム、当時クラウンレコードにいたムーンライダーズがアナログLPでアルバムを完成させて発売予定まで決まっていたのに「難解すぎる」(つまり、売れない)という理由で発売中止になったというもの。その後、ムーンライダーズは徳間ジャパンに移籍して、お蔵になったアルバムを発売にこぎつけたのだけど、意趣返しだかなんだか、まだプレーヤーを持っている人がほとんどいないCDのフォーマットだけで発売して、LPが出なかった。くやしいのでCDは買ったけど、その後自分でCDプレーヤー(ソニーのD-50)を買えるようになる2年後まで、自分のオーディオセットで直接聞いたことがなかったという、個人的いわくつき。
いちど、高級オーディオセットで聴いてみたいと思っていたのですが、ガチャガチャといろんな音が入っているアルバムだし、録音も古いし、なんだか期待はずれな音がしたらいやだなと思って遠慮していたのです。
で、おそるおそる聴いてみたら、想像をはるかに超えたクリアでライブっぽい音づくりで、びっくりしました。
80年代初頭のCDは、CDというフォーマットが手探り状態だったので、みな実験的で、けっこういい音のCDが多いのだとか。
OTOTOYの鈴木慶一×ミト対談で語られていたマスタリング談義をちょっと思い出しました。
ちなみにこのアルバム、後に別のレーベルからカセットブックとか、別のジャケットデザインでLPとCDが発売されたりしたのだけど、それも聞き比べてみたいような……
そうそう。このサロンのブログにも書いてありますが(この記事)、買う気がない人でも(普通、買おうと思って買えるもんじゃないし)、どんな方でも冷やかし試聴歓迎。うるさく接客されるなんてこともなく、好きなだけ音楽を楽しんでください、とのこと。
ご興味のある方、ふらっと行ってみてはいかが?ほかのお客さんとぶつかると好きに試聴できないので、予約推奨。お問い合わせはメールか電話で。アリストクラトのWebサイトから、画面下の Information をクリック。

投稿者 樋口 理

「薔薇がなくちゃ生きていけない [超弩級オーディオブロガー試聴会やってみた]」に3件のコメントがあります
  1. > ムーンライダーズのマニア・マニエラ
    このアルバム、カセットテープにおとしてもらった記憶があります。
    System Softアルバイト時代にご購入の物件ですね,

  2. > このアルバム、カセットテープにおとしてもらった記憶があります。
    > System Softアルバイト時代にご購入の物件ですね,
    そうです、そうです。樺島社長の部屋にあったCDプレーヤーとナカミチのカセットデッキでテープに落としたんだったと思います。なつかしい。

  3. おおぉぉぉぉーーー! これですね!
    絶対行きます!
    レコードプレイヤーなのに、なんてモダンなデザインなんでしょうか。
    SANSUIのアンプを探している自分がちっちゃく思えちゃいます。SANSUIも良いですけどね。
    Perfume聞いてみたいですねw

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