朝からものすごく脱力するモノを見てしまいました。
たまたま、こないだご紹介した、微妙に残念なLED腕時計「Iron Samurai」の商品ページを見ていて気がついたんですが、商品に負けず劣らず微妙なプロモーションビデオが追加されてるんです。
魔力を持つこの腕時計の神秘的な故事来歴を、先生が生徒達にレクチャーしている、という作りなんだと思うんですが……まあ、見てください。



どんだけネタ満載なんですか。
冒頭、ゆっくりと回転する腕時計のアップから、カメラが引いてナイロン糸でつるしてあるところが見えてくるところとか、先生のジェスチャーに合わせて演台の上の紙に画像が舞い降りるバーチャルブック風の処理といったチープさ全開な映像の作りもすごいけど、語られている物語もパチモノパワーが炸裂してます。

Captain’s Log. Star Date 1611″ (航星日誌 宇宙1611)

ここ、スタートレックのカーク船長のパクリ、いや、オマージュ。

Master Hattori Hanzo lifts a sword to the light to appreciate his life’s “greatest” achievement.

刀鍛冶の Master Hattori Hanzo は、キル・ビルの服部半蔵。バーチャルブックの画も、千葉真一の似顔絵だね。

The sword was made of pulverized ore
from the deepest caverns of Mount Doom. (その刀は、マウント・ドゥームの奥深い洞窟から取ってきた鉱石を粉々に砕いたものから作られた)

って、ロード・オブ・ザ・リングかい。

To ensure the blade didn’t leave his forge un-blooded, Master Hanzo poured the blood of a slain Totoro from a chilled vial onto the virgin sword. (刀が彼の鍛冶場から離れるときにはすでに血に塗られているようにするために、マスター・ハンゾウは殺したトトロの血を冷やした壺からまだ血を知らない刀に注いでかけた)

トトロの血!!
で、こうしてできた伝説の刀は「アイアン・サムライ」と命名される。その後、封建時代から近代工業時代に、そして情報時代になり、マスター・ハンゾウはもう一度鍛冶場の炉に火を入れた。そうして作られたのがこの腕時計なのだ、と。
もうね。なんだかね。パチモノもここまで開き直るなら、立派というほかないと思うわけです。はい。

投稿者 樋口 理

“パチモノのプロモビデオ [Iron Samurai]” に1件のフィードバックがあります
  1. つるしている糸を見せた意図が見えないです。
    似顔絵を合成する手法は小生、まだ出来ません。

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