CNN News Update の Podcast を通勤電車の中で聞いていたら、初っぱなに “At the risk of sounding like a broken record…” という出だしでガソリンの値段がまた最高値を更新したというニュースをやっていました。
ご存じの通り “sounds like a broken record” ってのは同じことを何度も繰り返ししゃべることを揶揄する表現で、 “At the risk of sounding like a broken record” は「何度も同じことを繰り返し言ってると思われるのを覚悟の上でお伝えしますが(ガソリンがまた最高値を更新しました)」という意味。
で、ふと思ったんですけど、たぶんこの表現は早晩死語になりますね。


僕らの世代より上の人なら「壊れた(傷の入った)レコード」が、針飛びを起こして同じところを何度も繰り返して再生しちゃうってのを何度も実際に体験しているから、“a broken record” で「同じことばかり繰り返し言ってる」っていうのは直感的に分かる言い回しなんだけど、生まれたときからCDを聴いて育った人たちには何のことだか分かんないよね。
「レコードって何?」とか「壊れたレコードは音が雑音に化けるの?」って聞かれそうだ。
「ダイヤルを回し」て電話を掛けるのも「チャンネルを回し」てテレビの局を切り替えるのも、同じくそろそろ冥界行きしそう。
何かのはずみでこういう言い回しをポロッと口に出してしまって「年寄りくさい」って思われてるんだろうな、きっと。

投稿者 樋口 理

「A broken what?! [技術とともに消えることば]」に2件のコメントがあります
  1. 「電子レンジをチン」というのも微妙だなあと思う今日この頃。

  2. ご無沙汰しております。
    言われてみると、確かに、って感じですね。英語圏の若い人たちはこういう表現に対してどう反応するのか気になりますね。そして更にレコード何かが出る前はどうやって言ってたのでしょうか。
    ってひぐちさんに聞くことじゃないか

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