何年か前に書いた《いいコンテンツはページビューを生むか》という記事に最近ついているはてなブックマークのコメントを見ると、記事の主旨を誤解している方が数%いらっしゃるようなので(いや、誤解を恐れずに、あえて誤解を招きやすい書き方をした私が悪いんですけれど)蛇足ながら解説。あの記事では「ページビューを産むためにいいコンテンツは不要」とか「いいコンテンツを作っても外からのトラフィックが増えるわけではない」いうことを言っているわけではない。

『いいコンテンツ』はストック(固定資産)に過ぎなくて、コンテンツがアップされた瞬間から自動的にトラフィックを産むわけじゃない。外からのトラフィックというフロー(流動資産)に変わるためには、

  • 外からのリンク
  • ほかの場所での紹介
  • よく使われる検索キーワードで上位に出ること

といったような事が必要なんですね。

もちろん『いいコンテンツ』を作れば、それをたまたま見て「いい」と思った人が外からリンクしたり紹介してくれたりして、いろんな人の目に触れる機会が増えて、結果としてページビューを産む。なので、いいコンテンツが最終的にページビューにつながるのは自明なんだけど、それはえてして時間がかかったり、うまく正のスパイラルに乗れずに不発だったりすることも多いのです。だから、メディアビジネスとして事業のスピードと確実性を増すためには、コンテンツを作ってじっと待っているのではなくて、恣意的にトラフィックフローを生み出す施策や仕組みが必須なわけです。

オンラインメディアでの『ストック』と『フロー』については、これとはちょっと違う意味合いの『ストック性コンテンツ』と『フロー性コンテンツ』についてちょっと書きたいことがあるんだけど、今日のところはこのへんで。

投稿者 樋口 理

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