いつの間にか、節分には巻き寿司にそのままかぶりついてどっちかの方角を向かねばならないという妖怪が日本を徘徊してます。こんな風習、昔からあったっけ?
という問いかけをある筋からいただいたので、ちょっと調べてみました。と言ってもフィールドワークをしたわけでも、文献をあたったわけでもなく、ひたすらGoogle様のお導きのままにネットをうろついただけですけど。
その結果、うすらぼんやり見えてきたこと。
恵方巻きは、もともと大阪の船場あたり(どのあたりだったかは、諸説あり)のローカルな風習だったらしいのですがの、戦前に心斎橋のすし屋が閑散期の客寄せにイベント仕掛けにして小ヒット。その後(このへんから、急に記録にあいまいさがなくなります)1977年に大阪海苔問屋協同組合が、道頓堀で「巻きずし早食い競争」のイベントを開いてマスコミを上手に巻き込んだPR戦略があたってじわじわ広がり、それに80年代に入ってローソンが食いついて近畿限定から全国区に展開。世界中で昔からやってたような顔をするようになったのは、97年からセブンイレブンが乗っかってかららしいです。
バレンタインデーのチョコレートよりもマーケティングイベントとしての歴史は浅いですね。
でも、節分前後で平常時の1か月分ぐらいの海苔を消費するぐらいの規模のイベントにまで育っているという記述もみかけました。本当かなぁ。海産物関係の方のコメント、お待ちしております。
バレンタインのチョコは、年間消費量の何パーセントぐらいを占めてるんだろう……
恵方巻き
自宅近くのコンビニでやたらと宣伝している恵方巻き.この地方の風習かと思いきや,熊本の友人も食べたと日記に書いてる.いったいどこから出てきた風習なんだと思っていたところ,higuchi.comで解説が.…
食べるときはなぜか無言だそうです。
方角は確か毎年変わりますな。大阪のすし屋には「今年は南南西!」とかいう張り紙が必ずあります。
全く知りませんでした。
恵方(えほう)という言葉そのものを知らなくて、「エカタと読むのかな? 地名かな?」などと思ってしまいました。
で、私もGoogleで検索したら、九州のスーパーがホームページに予約広告を出してました。「招福恵方巻 2本1,000円」とのこと。
関東、東北では気づかなかったけど、東京のスーパーやコンビニでも売ってるんですか?
そうですか。まだ東北は侵食されていませんか。
東京はここ2、3年で完全にやられてしまいました。どこのコンビニも、まるで神代の昔から全国的にやっていたかのような口ぶりで1月中旬ぐらいから大々的に予約を取り始めて売っています。
まあ、柊や鰯よりは商材として扱いやすくて利益率も高く設定できそうですからねぇ……
みんなそろって同じ方向を向いて黙々と巻き寿司を丸のままかじるというのも、イベントとしてはユーモラスで悪くないですね。来年あたり、どこかいい寿司屋さんに繰り出して、いいオトナ何人かでやってみようかな、なんて思っていたりして。(な、かわぽん)
その筋の方から教わったのですが、来年の恵方は西南西だそうです。
札幌辺りは既に汚染されているような気もするけど、少なくとも福島、山形あたりはまだのようです。(私が気づいてないだけかもしれませんが。)
もし、イベントにするんでしたら、是非ともどこかのビルのてっぺんとか、代々木公園とか、渋谷ハチコウ前とか、皇居前広場とか、有楽町マリオン前とか、そんなところで1,000人くらいでやって欲しいですね。 同時多発的に数十人単位で・・・なんてのもありですかね。
誰からともなく三々五々集まり、西南西の夕空を見上げながら、ただ黙って太巻き寿司を食って、食い終わった人から勝手に無言のまま解散・・・なんていいなあ。
あ、それと、コンビニなどで予約したときには「恵方磁石」なんてのがサービスに付いていたりするとすごく嬉しいと思います。
恵方磁石は、出てきてもおかしくないですねぇ。さすが。
でも、海苔屋さんや寿司屋さんの陰謀でまだよかったです。
からしレンコン屋さんとか、ちくわ麩屋さんだったら、間抜けなことになっていたところでした。
Yaginumaさんのおっしゃるダンディズムある恵方巻きイベントなら良いですねぇ。しかし、早食い競争とか加えちゃいそうだなぁ。
昨年はつい買っちゃっいました。コンビニで、恵方巻きを3本買うと鬼の面に豆一袋サービス、なんてキャッチに乗せられた。(^_^;)
今年は太巻きじゃ流石につらいと思ったのか、やや細巻きになってる店(生協)もあったそうです(笑)。
うん、来年の磁石もひょっとして!?
東日本の昔ながらの風習らしいとなんとなく聞いて、「なるほどそれで九州で知らずに育ったんだな。」と納得していたのですが、関西発祥ですか?東北には無い?うーん。
食べ方も、がはははーっと笑いながらと聞いていたので、黙って黙々とモグモグとは!
わからなくなってきました。(^_^.)
発祥がよくわからないものといえば、もうひとつ、<節分に殻付きピーナツを撒く>です。
初めて見たのは鹿児島ですが、全国的にはどうなんでしょう?
吉田育代と申すしがないライターでございます。樋口さんには平素よりひとかたならぬお世話になっております。ちょっと通りがかりで、タイミング的にも遅いんですが、関西人には捨て置けない話題だったので、ひとことコメントさせてください。
恵方巻は関西ではひじょーに浸透した季節行事でございますが、これが全国区のイベントでないことも、われわれはよおく承知しておりました。それで地球は平和だったのでございます。
ここにきていきなり、恵方巻きっていう風習があってさ、とそこここで取り沙汰されると、「けったい? ほっといてちょうだい。私らの風習や。別にあんたらは知らんでも、やらんでもよろし」っていう気分ですねえ(nothing personal)。コンビニやフランチャイズのおすし屋さんの全国展開は、海苔巻きだけに悪ノリです。…失礼いたしました。
おお。姐さんにすごまれると、こわいわ(笑)。
いや。全国区のイベントになって、地球はますます平和になったと思っておりますです。はい。
私の調べたところによると、節分に恵方を向いて、太巻きを食べるというのは、京都(大阪という説もあり)の花街が起源だそうです。
まだ水揚げ前の舞妓さんが、ひいき方を前に、その年の恵方を向いて、太巻きを無言で丸かぶりに食べると、良い旦那に囲ってもらえるというという風習があったようです。
確かに、妙齢の女性が、一心に太巻きを丸かぶりする絵柄は、脂気の強いおっさん連中には、ぐぐっとくるものがあったかもしれませんね。
なるほど。花街の余興というのは説得力があります。
ちなみに、上記の「海苔問屋共同組合のイベントがきっかけ」というあたりのくだりはあちこちのWebサイトや最近の新聞記事などにも書かれているお話ですが、出典は10年ぐらい前の朝日新聞の夕刊の記事のようです。
納得が行きますね。
新宿2丁目の2月3日なんて、太巻き寿司だらけだったりして・・・。
こんなコメントを書いたおかげて、車をガードレールに突っ込み、私のレガシーは見るも無残になってしまいました。
猛省!