
ひらがなもよくわからない2歳児が、スーパーのお菓子売り場の棚に並んでいるチョコレートのパッケージに印刷されたメーカーのロゴを指さして「めいじ!」とか叫んでいます。
CIの専門家になるようにロゴとメーカー名を印刷したフラッシュカードで英才教育を施された、なんてわけはなく、どうやらテレビコマーシャルで自然に覚えたようです。亀倉雄策がデザインした明治製菓のロゴ(もうすぐ新しいロゴになっちゃうそうですね)が際だっているというのも理由の一部ではあるとは思うけれど、テレビやテレビCMのフォーマットが人に印象を刷り込む力は恐ろしく強いと実感させられます。一億人を総白痴にも総インテリにもできうる力、上手に使えば幼児にひらがなや数の概念なんかを刷り込むのにも有効なんだろうとは思うけれど、どうもこのメディアはそういう方向には作られていない気がします。
話変わって、和歌山カレー事件。
最高裁判決が出て、久しぶりにこの事件の話題がテレビに出ていました。この話題のときに繰り返し流されて続けてきた、庭の中から報道陣に対して水をかける(当時はまだ容疑者ですらなかった)林眞須美の映像。たぶん全国の人たちの大多数が(私も含めて)あの映像で「あのオンナは悪い奴にちがいない」という印象をしっかり刷り込まれてるね。
事件判決そのものの正否については判断できる立場にないけれど、裁判官を含めて裁判の関係者があの強力な映像によるバイアスを全く受けていないとは思えません。もちろん、そんなことに影響を受けないのが裁判官なのだろうけれど、裁判官だって人の子だもんね。裁判員制度なんか始まったら、普通の人の子が判決に影響を与えるわけで、テレビによる事件報道はますます慎重にしてもらいたいものです。
林被告が着ていたミキハウスの洋服のロゴにはしっかりぼかしを入れるなんていう「配慮」をしているわけだからね。配慮を向ける方向も、ぜひ中立公正に。
余談ですけど、ストリートビューのサービスが始まったとき、日本のグーグルのご担当者は「公道から撮影しているから問題ない」という主張を繰り返していました。ある報道関係者がこっそり教えてくれたところによると、日本の報道関係者の中にはあの主張を言われると心が痛むというか、ぐうの音も出ない人がかなりいるらしいです。和歌山カレー事件の時に、林眞須美の自宅の塀の中を無断で堂々と撮影して公衆送信したわけですが、そのときの錦の御旗が「公道からの撮影だから問題ない」という理屈だった由。なんだかなあ。
なるほど、そう言うことだったんですか。
あれほどマイクロソフトを叩いていた朝日が、グーグルに対しては変に当たりが柔らかいので不思議だったのですが、納得が行きました。
ま、私もグーグルに対する矛先はどうしても鈍ってしまうんですけどね。
勉強になりました。
私自身は、「1歳を過ぎた頃からコカコーラやスプライトの看板を判別していた」らしいです。親によく言われました。
今は、幸いにして清涼飲料中毒にはなっていません。他の飲料はさておき。
テレビっ子だった2歳児の私も、新聞のテレビ欄の漢字だけは読めていたそうです。
つまり、私のオタク歴はそれ以来ということになりそうです。
え、明治製菓のロゴ変わっちゃうんですか。最後の三文字が、つり革つかまってて急ブレーキかけられたときのノーツのアイコンみたいで好きだったんですが。
こいちさん:
> え、明治製菓のロゴ変わっちゃうんですか。
だそうです。製菓と乳業がくっつくのにあわせて。乳業勤務の友人の名刺はもう変わってました。
> 最後の三文字が、
新しいロゴも、最後の3文字は人が寄り添っている感じというデザインだそうです。
センター長のオタク歴には、脱帽でございます。
あ、ほんとだ。ソフトになってる。見慣れてないせいかあまりパッとしませんが、ドコモの新ロゴよりは数段マシですね。
明治のロゴ、変わったんですね。
慣れるまで、近所の生協で明治のお菓子を見つけられなくなるかも。
それにしても、イメージは怖いですね。
裁判員制度の裁判で、パワーポイントでプレゼンする時、こちらは清楚な水色、相手は黒でイメージすると勝率アップだそうです。