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アーキタイプの支援先のひとつであるネイキッドテクノロジーから、日本のケータイを使いやすくするプラットフォーム製品“Colors（カラーズ）”のα版がリリースされました。 Colors は、携帯電話用 RIA (Rich Internet Applications) プラットフォーム。日本のケータイの上で動くリッチなアプリケーションを開発するための製品です。
既存のHTMLやCHTMLのページに独自の拡張タグを差し込んでおくだけで、携帯端末上の専用アプリから見たときにページの機能や表示方法が劇的に変わり、コンテンツがゴージャスで使いやすくなる仕掛け。通常のブラウザから見たときは独自タグが無視されて見え方は変わらないので、すでにサービスを提供しているコンテンツプロバイダさんにとっては、CMSのテンプレートにちょいとタグを差し込むだけで既存サービスが一気に使いやすくて見やすいページになるというすぐれもの。

今回はサンプルのアプリケーションとして Twitter を使いやすくする専用クライアントと、Flickr の写真をゴージャスに見せるビューアーが同梱されています。

iPhone についての記事で以前に書いたとおり、iPhone のアプリとネットサービスの連携を使った後では、日本のケータイのサービスはダム端末みたいに見えるのだけど、Colors のような RIA プラットフォームをうまく使えば、日本のケータイでも“iPhone 的なモノ”、つまり、デバイス＋使いやすいローカルアプリ＋専用ネットサービスの3層構造が簡単に実現できる気がします。日本のケータイを元気にする試みです。
たとえば、Twitter のモバイル対応というと、iPhone などではTwitterrific や Twitterlator のような専用クライアントアプリがあってとても使いやすいけれど、日本のケータイではダム端末サービスぐらいしかなかったわけですが、Colors についているサンプルアプリ Twittie は、iPhone 用の専用クライアントに勝るとも劣らない使い勝手。Twitter を使っている DoCoMo ユーザーのみなさん、ぜひお試しあれ。まだα版でいろいろ荒削りなところはあると思うけれど、きっと外出先でのネットとのつきあい方が変わると思う。

今回のα版は NTT DoCoMo の最近の端末だけサポートしていますが、今後他のキャリアの端末を含む幅広い端末に対応予定。
ついでにグローバル展開なんかも期待したいなあと言ってみるテスト。